BROZERS' 北浦明雄のブログ -5ページ目
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成功

どのようなことにおいても成功するか、失敗に終わるかのどちらかです。どんな人でも成功したいと思っているはずです。私もそのうちの一人です。

当時、ブラザーズを開業した時に遡りますが、売り上げは低く、膨大な借金を抱え、お客さんが入らないことでもう毎日イライライライラしてました。ランチタイムにお客さんが少なくて、やっと1人来店したと思ったら「ナポリタン」を注文されたり....。また、ある日お客さんが「閉店(廃業)してしまうそうですね」って言うので、「いやいやしませんよ。誰から聞いたんですか?」って聞いたらある人がその噂流していたのがわかって、その張本人をとっちめにいったりもしました。もう何やってるかわからないですよ。

あと、店のラストオーダーが21:30の時点でお客さんが居ないときに、従業員が21:29で外の電気を消したりするとキレたりもしていました。「最後まであきらめるな(怒)」って。また、商売に関しても人形町という「場所が悪い」だの、1個1000円前後するハンバーガーを「高い」だの、否定的なことを言う人が多かったような気がします。

このようなエピソードはたくさんありすぎて書ききれませんが、そんな出来事がある度に、もう悔しくて悔しくて、絶対に成功してやる、と思ってました。何が何でも成功して店に行列作って、お客さんでいっぱいにしてやると、毎日強く念じながら仕事をしてました。

そんなわけで、成功しなければならない理由は今でもたくさんあるのですが、

「何で成功する必要があるのか?」

ただお金のためではなく、その大儀名分があるとより一層成功に近づけるのではないでしょうか、というお話でした。

それではごきげんよう。

経営(続)

昨日からの続きです。

カイロのおじちゃんの言うことが妙に説得力があったので、たまには素直にこのカイロおじちゃんの
アドバイスを受け入れようと、腰の具合が良くなるまで現場を部下に任せて休養をとることに決めました。
そして休養をとっている時にふと思ったことがありました。

「自分が下半身不随になって、体が動かなくなったらどうなるかな?」

その時心に思い描いたのは、自分が病院のベッドで携帯電話から部下に指示を出しているシーンでした。
体は病んでも心は病まず、何としてでも店を辞めず成功を収めるまで仕事をしている姿が想像できました。

また当時部下に仕事を任せるに至るまで完全には育っていなかったので多少の心配もありましたが、
みんな立派に職務を果たしてくれて、むしろ自分がいない方がよりハッピーに見えたりもしました。
勿論うまくいかないことも多々ありましたが、スタッフの責任を大きくしたことが良かったのでしょう。
何より店を閉めることなく営業することができていることに意義を感じました。

そんなわけで、それから意図的に現場から少しづつ離れるようになり、今後の会社の更なる拡張に
目を向け始め、計画を立てはじめたのが私にとっての本当の「経営」のスタートだったのかもしれません。
結果的にぎっくり腰をやって良かった。当時のスタッフとカイロおじちゃんに感謝ですね。

経営

タイトルの経営道にも含まれる言葉、「経営」とは何か?
英語ではマネジメントといいますよね。

私は何かを本当に知りたいときにまずはじめにする大事なことがあります。

それは辞書でその言葉の意味を調べることです。辞書にも色々と種類がありますが、
私がお気に入りの辞書は三省堂の辞書です。深く知りたい場合は「大辞林」が最高ですが、
時にシンプルに知りたい場合は小学館の小学生用の辞書を使うこともあります。
そんなわけで電子辞書以外に、辞書を10冊以上持っていたりします。
それだけ私にとってその言葉の完全な意味を知る、ということは何かを知る上で重要です。

「経営」とは、グループの目的を達成するための手段を計画することです。
誰に何をやらせるかとか知恵を絞って少ない努力で最大限の効率を得るために
一つ一つの活動を調整すること、これが「経営」するということです。
なので、店をもっているから経営者、というわけではないんです。

先日、FIRE HOUSE社長の吉田大門氏が面白い話をしてくれました。
彼のお友達の外国人が彼の店に来店した時に、丁度厨房に入って皿を洗ってたらしんです。
その外国人が当時20代前半の吉田氏に放った一言が、

「お前はバイトか?」

その一言が彼に衝撃を与えたって言うんです。その後、本当の意味での「経営者」としての
意識を持ち始めたということでした。

私自身も「経営」するということに関して意識を持ち始めたエピソードがあります。
当時29歳くらいだったでしょうか、一日12時間以上立ちっぱなしの現場でオープン後
約4年間、ほぼ休みなしで毎日頑張ってました。根性や信念はたっぷりあったのですが、
さすがに体は言うことを聞いてくれず、ぎっくり腰をやっちゃったんですね。まあそれでも
気持ちは負けてませんからカイロプラクティックに通いながら腰にベルトをつけて仕事してました。
その後しばらく落ち着いたと思ったら、もっとひどいぎっくり腰をやっちゃったんですね。
毎回通ってたカイロのおじちゃんは、体が悲鳴をあげてるっていうんです。(つづく)



ブログ

株式会社ブラザーズ、代表取締役の北浦です。本日無事にブログを開設するにあたりご協力いただいた
DTCM株式会社、取締役の後藤氏に感謝の意を表したいと思います。ホームページにはじまり、
上野氏他スタッフの皆様も休みなしで徹夜で頑張っていただきました。また、片言の英語でやりとり
しながらも見事なイラストを描いてくれたチェコ共和国出身のルーカス・ヒューデックにも感謝です。
皆様のご協力により、おかげさまで素晴らしい作品をつくることが出来ました。ありがとうございました。

さて、ブログの題名は「ハンバーガー経営道」。基本的に私の会社のスタッフに向けた内容にしたいと考えていますが、
それ以外の、仕事や経営に情熱をもっている方々へのヒントになればと思い、敢えて公表することにしました。
実は内容はまだ何も考えていません。また近いうちにUPします。それではごきげんよう。

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