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インターンシップのための電話面接にて聞かれた質問。

「あなたにとって、成功とはなんですか?」




もう一ヶ月ほど前の話ですが、今でも時々思い出すことがあります。

ひとくくりで言える事でもないのかもしれませんが、多くの人が『成功したい』という願望を持っていると思います。
そしてその言葉の意味合いは、人それぞれ定義したものでしょう。

成功者という人をイメージすれば、
学歴が高い人、お金持ちの人、有名な人、この様な人物像が浮かんでくるか、
または、夢に向かって努力している人、後輩に慕われる上司、幸せな家庭を持つ人、こんな人が浮かんでくるかもしれません。

それはきっと、ひとりひとり違うんだと思います。
今日は、私なりにこの質問に答えてみようかなーと思います。


「成功」という言葉自体はよく耳にするけれど、一体どんな意味を持つのか、私はこの質問をされるまであまり考えた事がありませんでした。
でも自分のなかで、”幸福=成功”という方程式は成り立っていて。
じゃあ私が、「あーー幸せだー!」って感じる瞬間ってどんな時だろう?と考えてみるわけです。

例えば、美味しい日本食を頬張っているとき!なんてそれこそ「あーー幸せだー!」の瞬間ですよね?(留学生あるあるですね。)じゃあそこから、”どんなシチュエーションでおいしい日本食を食べている時が特に幸せなのかな?”と考える訳です。
んー。一人で居るのも好きだけど、やっぱり話していて楽しい誰かと一緒に食べるご飯が一番美味しいかなー。大人数よりは2人がいいかも!とか思ったりして。
”でも人が多い方が場が盛り上がって楽しいじゃん!なんで大人数より2人...?"って考えてー、、、、
みたいな感じで自問自答を繰り返すわけです。

2人で話す方が、もっと密な会話が出来るから。
 → 相手の事をもっと知りたいとか、興味深いな~って思える人と過ごす時間って楽しい。
 → 新しいことを発見したり気づいたりするのが好きなのかも。

みたいな感じで矢印は増えていって、最終的に、自分は何に一番幸せを感じるのか、というところまで絞り続けていって。



私がたどり着いたのは、
『ひとつからもうひとつが生み出されてゆくこと』に自分は最も大きな幸福感を感じる。
ということでした。


ジャーナリストであり元カナダ総督であるエイドリアン・クラークソンは、こう述べています。

「20代の頃、成功とは、私がたどり着きたい目的地のように思えた。しかし、成功したと見なされるのに必要なゴール・ラインなど存在しない事が徐々に分かってきた。私は常に、面白い人生を送る事を目標にしていた。そして今は、単純にその人生を送り続ける事が成功だと知っている。」



私たちの中にはきっと、何事をやるにも成功したいという願望が有ると思います。
学業、スポーツ、仕事、恋愛、、、
様々な面において、幸福で居たいと思うからこそ、成功というものを求めます。
その成功のために、今の自分は何をすればいいのか、先5年10年をどう生きれば良いのかを考えて、それを実行しようとします。

でも、なにか目標を掲げた時、そしてその目標を達成する事が出来た時、嬉しいけど、でも、
”これから何に向かって頑張っていけばいいのだろう....”とか、
”喜んでる場合じゃない。次はこれをしなくては。”的な焦りを感じてしまいます。

だからもしかしたら、目標を『達成する』というより、『持続する』という方がいいのかなって。







私の中での成功とは、
ひとつのことからもうひとつのことに繋がって、
またそこからもうひとつが生み出され、どんどん繋がり続けていくことです。

一つの課題が、もう一つの課題に繋がり、
一つの出会いが、もう一つの出会いを生み出し、
一つの仕事が、もう一つの仕事を与えてくれる。

全ての旅が、次の旅へ。
全ての会話が、次の会話へ。
全ての挑戦が、次の挑戦へ。

全てが、次のもっと大きくて、新しくて、
ワクワクするなにかへと繋げていってくれる。



こうやって沢山のいろんな色の点が集まって、生み出して、
彩りある集合体になることこそ、『成功』なんじゃないかなーって。
すごい抽象的に聞こえるかもしれないけれど、そう思います。

成功は全ての機会における価値で、
新しい事や挑戦は限りなく続いていく。

単純にその人生を送り続けることがキーなのかもしれません。



そーんなことをモクモクと考えた金曜夜でしたーとさ。
小高がお送り致しました~。



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