昨年11月に発売された、ボブ・ディランが1978年に初来日時のコンプリート盤です。

ベストテイクのライブ盤『武道館』はすでに来日年に発表されてはいるものの、マスターテープが保管されているものが発掘され、長いこと交渉して昨年発表に至ったようです。


アナログ盤が8枚組でなんと44,000 円で┐(´д`)┌、CD4枚組が22,000円、、、、

まぁ、、およそ音楽ソフトが付けるプライスではありませんが、

それでもこの音源、とても良くって購入以来幾度となくバーボンのお供になっております。 


 どんなところが気に入ってるのかなんですが、まず録音がとてもキレイな音で、なんのストレスもなく、当時の武道館の雰囲気が伝わってくるのです。

音の良さはライブ盤は特に重要だと思うんですね?、ブート盤なんかも好きなアーティストではよく聴きき、音の悪さには抗体があるほうなのですが、ライブ盤はバックバンドや客の息遣いが伝わってくるほうが迫力があります。


もうひとつが、セットリストの選択と流れが秀逸なのです。

例えばコルトレーンのビレッジバンガードのコンプリート盤なんかを聴いても、原盤の流れのほうがとても良くて好きなんですよね~~

ジミヘンのウッドストックなんかも、あの流れがたまりません。

マイルスの『プラグドニッケル』 しかり、ライヴ盤の名演を挙げていけば枚挙にいとまがありません。

 

セットリスト 1978年 2月28日

はげしい雨が降る(インスト)

リボゼッションブルース

ミスタータンブリンマン

I Threw It All Away

嵐からの隠れ場所

ラブマイナスゼロ

北国の少女

やせっぽちのバラッド

マギーズファーム

ラモーナ

ライクアローリングストーン

I Shall Be Released

Is You're Love In Vain?

ゴーイング ゴーイング ゴーン

スーナーオアレイター

風に吹かれて

Just Like A Woman

オー、シスター

運命のひとひねり

君は大きな存在

見張塔からずっと

I Want You

オールアイリアリーウォント

明日は遠く

くよくよするなよ

イッツオールライト、Ma

フォーエバーヤング

時代は変わる



日本での初公演に際しては、有名な、ファンが親しみのある曲を要望したとありますが、今では望むべくも決してやってはくれないセットリストです。

 

あまり動画を載せるのも憚りなのですが、

 「ミスタータンブリン」、、、日本でのオリジナル曲第一声。

お伽噺です、太宰治かフェリーニか、、好きです。

ビリー・ジョエルの「ピアノマン」はここから影響されてるのは明白ですね、


オリジナルは「ブリンギング・イッツ・オール・バック・ホーム」より、、

 

 

 

 

 

 

 「北国の少女」、、、

バカな日本は、こんな曲は発表禁止になりかねません。

 

 オリジナルは「フリー・ホイーリン」より