ファーストマイルスはなにかといいますと、それは『Kind Of Blue』でもなければ『Bitces Brew』でもなく、ましてや『On The Corner』などあろうはずもなく、こちらの『You're Under Arrest』でした、ジャズの帝王などと呼ばれていたのは知っておりましたが、チョイといかれた、焼酎のコマーシャルにでてるオッサンぐらいの認識でしたが、このアルバムは一発で気に入りましたね~。
時はヒップホップ黎明期、最高にクールな一枚でした。
齢(よわい)60にしてオモチャのピストルをもってポーズをきめる、
ジャズのウルサガタには嫌悪感をもって嘲笑されてたようですが、ストリートを含めすべての音楽ファンには愛されたマイルスでした。
マイルスはいつだってその時代のヒットチューンをとりあげてきました、
コールポーターやガーシュインの最高の美メロを奏でてきたのと同様に、マイケル・ジャクソン、シンディ・ローパー、Dトレインを取り上げたのは必然ということでしょうね⁉️
いわゆるミランダ警告、アメリカ映画やドラマでジーン・ハックマンやクイント・イーストウッド演じる暴力刑事が、凶悪犯人をボコボコにしてデッカイ銃を突きつけながら言うセリフ、「おまえには黙秘権がある、おまえには弁護士立ち会いの権利がある、云々カンヌン~~、、」
たまたまスタジオに遊びに来ていたスティングが、これもたまたまフランス語ができると吹き込んだものです、
バックに流れるのはジャクジョンソンというのも涙ものです。
『One Phone Call Street Scene』
かつて「Bess.. You Is My Woman..」の台詞を何パターンも変化させながら歌ったごとく歌詞を噛み締めながら歌い上げてます。
少女の切ない思い、張り裂けそうな胸の内を切々と歌い上げるとき、我らストリートの「ガキども」は涙を堪えきれませんでした。
『Time After Time』 Cyndi Lauper
Lying in my bed I hear the clock tick
And think of you
Caught up in circles
Confusion is nothing new
Flashback, warm nights
Almost left behind
Suitcase of memories
Time After ...
Sometimes you picture me
I'm walking too far ahead
You're calling to me
I can't hear what you've said
Then you say go slow
I fall behind
The second hand unwinds
If you're lost you can look
And you will find me
Time after time
If you fall I will catch you
I'll be waiting
Time after time
After my picture fades
And darkness has turned to gray
Watching through windows
You're wondering if I'm OK
Secret stolen
From deep inside
The drum beat out of time
You say go slow
I fall behind
The second hand unwinds
Time after time .....
ベッドに横たわり時計の針を聞く
そしてあなたのことを思う
堂々巡りの思いから抜け出せず
答えを出せないのは今に始まったことじゃない
フラッシュバック、暖かな夜
ほとんど置き去りのまま
思い出のつまったスーツケース
いつも、、
時々あなたを思う
遥か先を歩いてる
あなたに話しかけられても
その言葉が私の耳には入らない
するとあなたはゆっくり歩いてと言う
私はあなたの後につく
秒針が動き出す
途方にくれても顔をあげれば
私はそこにいる
何度でも
倒れそうになっても私が受け止める
必ずそばにいる
何度でも、、
私の姿が色褪せ
闇すらぼやけてしまっても
窓のそとを眺め
私の身を案じるあなた
心の奥底から
盗まれた秘密
ドラムがビートを刻む
ゆっくりとあなたは言う
後には私
秒針が動き出す
何度でも何度でも、、