目の前から世界が急に消えてしまったことがあった。

失神はしていないし、失明もしていない。

 

ただ知覚が消えてしまった。

 

残ったのは広さのない意識の海だった。

 

すべてがそこから生じたように見え、

すべてがそこへ還っていくように見える、

すべてを演じている

 

意識。

 

透明で、永遠で、無限で、真っ白な意識の光。