ONEPIECE(ワンピース)を読んで、怖いと思った事 | キ〇ガイの記録

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精神異常者のたわごと

最近になって、ようやくワンピースという漫画を読みました!

存在と概要は知っていたし、老若男女問わず好きだと言う人が多く、気にはなっていたのですが、巻数が多いので、二の足踏んでたんですよね~(;^_^

 

絵が途中でごちゃごちゃし出して、見難くなったとか、覇気についてとか、話についてのツッコミは、もうネットで散々書かれているので、ここでは割愛します(。´・∀・)ノ゙

 

しかし、じゃあこれから書く内容は今まで書かれた事無かったのか?と言うと、正直そこまで調べていないので、なんとも言えないのですが(゚_゚i)

 

ワンピースって、経済が不安定な国にちょっと似てて、行政の腐敗の酷さ故に、テロリスト、マフィアが力を持たざるを得ない状況なんですよね。

現実では、腐敗した行政に対する、マフィアやテロリストも腐敗していて、どっこいどっこいな訳ですが、ワンピースは少年漫画ですし、主人公がマフィア側ですから、当然テロリストやマフィアがヒーローとして描かれる。

 

で、ワンピースを読んでいて、最も恐ろしく感じたのが、行政側だが、善人として描かれており、読者の多くからも善人として認識され人気があるであろう、海軍のガープやセンゴク、スモーカー、たしぎ、コビーの存在でした。

 

ワンピースを読んでるうちに、行政のあまりにも酷過ぎる腐敗っぷりが、これでもかというくらい、出てきます。おそらくそうする事で、彼らをいづれ倒す事になる麦わら海賊団の正当化を強化する事はできたでしょう。

しかし、作者が同じく準ヒーローのつもりで善人として描いている、前述した海軍のメンバー、彼らは行政による人攫い、人身売買、奴隷の容認を知っている。

彼らはそんな、国家ぐるみの犯罪を、見てみぬフリし、正義と呼んで懸命に支えているわけです。

 

そして作者はもちろん、読者の多くも、彼らを善人・ヒーローとして認識し、疑わない。それが私には、とても恐ろしい。

 

いづれルフィら麦わらの一味は、現行政、世界政府を倒すのでしょう。そしてその時、前述した海軍のメンバー達はきっと、手のひら返して世界政府を罵り、ルフィと一緒になって世界政府を攻撃するのだろうと思います。「私も被害者だったんです」という顔をして。そしてやはり、その様子について作者も多くの読者も、何も疑問に思わないのでしょう。

 

まるで、森友学園の籠池氏が上手くいっている時は散々チヤホヤして、失脚した途端、関係性を否定し、罵詈雑言浴びせた人達のように・・・