同通ブースってまるで耳鼻科の聴力検査室みたい!!

 

って10数年前初めてCNNの同通ブースに入ったとき思いました。

 

ドアを閉めると、密閉感があって、ヘッドセットをかぶると、

確かに準備室で聞くより英語音声がはっきり聞こえます。ニコニコ

 

まずはこのマイク付きのヘッドセットのマイクを

どの位置にもっていくのか、が問題です。

 

私は口と鼻先の間あたりにマイクがくるようにしています。

鼻すぐ横だと鼻息が入り、口横だと吐く息が入ったりするからです。

マイクが敏感なのには驚きます。びっくり

 

それから英語音声の音の調節が必要ですが、

慣れないうちはこれが一番難しい。えー

 

通常、ヘッドセットの片耳から英語の音を聞き、

もう片耳にはヘッドセットがかぶらないように斜めかぶりして、

自分のしゃべる日本語を聞きます。

 

英語音声を大きくしすぎると

自分のしゃべる日本語がよく聞こえなくなります。

 

かといって、音を小さくしてしまうと、

今度は英語が聴きとりづらくなります。

 

慣れない頃はこのバランスがうまくつかめなくて結構苦労しました。笑い泣き

 

初めのころは、英語を聴き落とすのがこわくて

どうしても英語音声を大きくして聞いてしまうのですが、

そうすると自分がしゃべる日本語がよく聞こえない。笑い泣き

 

後で録画を聞き直して、おまえ日本人か?!ポーン

言いたくなるような日本語になっていたりすると

ふとんかぶって泣きたい気分汗になったものです。

 

原因の多くは英語音声を大きくしすぎたことにあります。

 

ですので放送通訳もやはりOJTが不可欠ニコニコです。

通訳学校でいくら長い間勉強しても、

実際にマイクに向かってしゃべる経験にまさるものはないです。

 

こうして失敗と反省を重ねていく必要がありますが、

それがなかなか苦しいんですよね。

公共電波使ってのOJTですから。。。

途中で何度もやめようかと思いました。

 

幸い、視聴者からの苦情があったとしても

通訳者のもとには、よほどでない限り、伝えられることはないので、

もう開き直ってやるっきゃない!と

毎回恥を承知で挑戦し続けてきました。

 

そうこうしているうちに十数年経ちましたが、

現状に決して満足することなく、

現状維持は衰退といいますよね、

これからも視聴者の皆様によりわかりやすい通訳を目指し、

奮闘努力してまいります!!

 

Thank you for watching CNNビックリマークラブラブ

 

Yoko