この間復活シングルについて語りましたが、ローゼズが出したアルバムは2枚。そのうちの一枚目が、当時のドラッグカルチャー?のような若者文化とも結びつき、ギターロックの閉塞感を打ち破る衝撃を音楽シーンに与えた伝説の一作。確かに素晴らしい内容だと思います。60~80年代の様々な良さを取り込み、高い表現力でもって説得力ある音として鳴らしているように感じます。こういった音が90年代的な音なのではないでしょうか? まったく新しい音を鳴らすのは難しいが、様々な音楽をネタとして使いつつ、それをいかに自分の主張として説得力をもたせるかという能力が問われるのが90年代だったのでは。個々の表現手段そのものは新しくないが、解体、編集プラス己の表現力が問われるというか…。ロッキンオンの読み過ぎですかね(笑) 97年~99年くらいまでは毎月熱心に読んでいました。あの雑誌の編集の方はローゼズ信者が多かったから、私も影響されました。でも渋谷陽一氏のバーズのあからさまなパクリだという批評には納得いかない( >_<) パクリだという批評を受けやすいのも、90年代の特性ではないでしょうか。