4年ぶりに帰省して
両親に会うのはもちろん楽しみでした。
でも、それと同じくらい楽しみだったのが
母の手料理。
同じように作っているつもりでも
自分で作ると全然違うんですよね。
本当に不思議!
どうしておふくろの味はおいしいのか。
小さな頃から慣れ親しんできた味だから。
それも理由の1つだと思います。
でももう1つ、理由があったんです。
それは
自分のために母が一生懸命作ってくれたと思うと
それだけでおいしく感じる
と言うものです。
実はこれにはきちんとした科学的根拠があります。
こんな研究結果があるんです。
↓
ある人が選んだお菓子を食べてもらい感想を聞いてみるという実験。
だたしお菓子には2種類の違うメッセージが書かれていました。
Aには「どうでもいいと思って適当に選びました」
Bには「あなたために選びました。喜んでくれたら嬉しいです!」
と書かれたものです。
もちろんお菓子は同じもの。
Aを食べたグループ、Bを食べたグループ
結果はBのグループの方がおいしいという評価をした人が多かったんです。
おいしさに加えて「甘さ」の評価もBのグループの方が甘いと評価した人が多かった。
これ以外にも
同じ電気ショックでも悪意がある方がより痛みを感じる
という実験結果もあります。
私たちは日々他者とコミュニケーションをとって生きています。
そのなかで大切なのは「どんなことをしたか」でけでなく
どんな気持ちでその行為をしたか
体験は、どんな意図を感じるかによって変わります。
相手を喜ばせたいときは
行動だけではなく「喜ばせたい」という気持ちを同時に添えると
より効果的になりますね
おふくろの味がおいしいのも
親が子供を思う気持ちが日々の生活の中から
伝わっているからかもしれません。
ちなみに、私は母の煮物の味も好きですが
手で握ってくれたおにぎりが大好きです。
子供の頃から、体調を崩した時でも
握ってくれたおにぎりは食べられました。
今回の帰省でも
おにぎり作って!と頼んだくらいです