実は小さい手袋と同時進行でカスタムドールを作っていました。



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以前、オビツのカスタム用のお顔を使ってオリジナルドールを作ったのですが、鼻の位置などがアニメドールっぽくて、バランスが難しく、いつか再チャレンジしたいと思っていたのです♪

ひょんなことから製作することに。


まずはお披露目♪


アンちゃん、後ろから覗いているコはだあれ?



あら、なんとなくアンちゃんに似てる?

妹?



小さいコが現れました♪



はじめまして、だね(^^)



ミスター「ありゃ、また知らないうちに小さいコが増えてるぞ。きのこ頭にもちもちほっぺ、なんか美味そうなコだな。」

きのこ頭…きのこ…マッシュルーム…マッシュ、じゃ男の子みたいだし…マーシュ?


お名前はマーシュ、と名付けました。



マーシュ「…まあたん!…」

そう、まあたんって言うのね、よろしくね。



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ではメイキングやいきさつなど♪

そもそものきっかけはこの3人をお迎えしたことに起因します・・・

ヴィレッジヴァンガードで売られている赤ちゃんドール。

オクで3人セットで売られていました。

このお人形自体もオリジナルがあるようで、どうもベレンゲールの赤ちゃんドールとソックリのようです。

私はソックリさんと了解して買いましたが。


たまにヴィレヴァン赤ちゃんがベレンゲールドールとして売られているのでご注意!ベレンゲールの赤ちゃんは1体2000円以上はします。ヴィレバン赤ちゃんは400円くらい。知ってか知らずか高い値段でヴィレヴァンちゃんを売ってるところがありました。悪質なむかっ


話がそれました。

この3人、到着するとまともなお顔のコが左のコだけだったんです。

真ん中のコはお顔に成形時に着いたと思われる凹みが数か所(ほっぺの凹みが一番目立ちます)、真ん中と右のコは白眼・・・お値段がお安いのでこんなものだと思います。


↓白眼。

女の子なのにもうちょっと可愛くしてあげたいよね。

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これから先は首だけのお人形とか目玉などの画像が出てきますので、苦手な方はお帰りくださいね!




























まずこの白眼はなおるのでしょうか ?


浅い目玉袋に目玉が雑に押し込まれていただけなのでちょっとずらしてあげるとなおりました。



ボディも結構ソフビがガタガタだったりしたので、エエとこどりして一人は赤ちゃんとして置いておきます♪




お目目を外したところ。

薄いオーバル型の目玉が入っていました。目玉袋はかなり浅いです。

このままだと普通のアクリルアイは入らないので、袋を取り除く必要があります。


その前に、真赤すぎる唇も除光液でオフ。



ヘッドを切ります。

おでこのところはつないだままにしました。




奥に見えるのが目玉袋。


デザインナイフで取り除きます。




少しアイホールを広げ、重たげな瞼も削ります。




デザインナイフだけでは削った面が凸凹するので、ダイヤモンドヤスリ(100均)、紙ヤスリで削って滑らかにします。


最後に削った面を除光液で拭きます。表面が少し溶けて滑らかになります。

もっときついアクリル溶剤をうまく使うとヤスリで削るのが少なくなり、成形が楽なこともあるようですが、私は家にあった除光液(100均)で十分です。



メイク前に他の顔の部分も除光液で拭いておきます。油分を除去するためです。



お顔を描いて行きます。

目のキワ似合いラインを入れて、下まつ毛を描きました。

アクリル絵の具をネイルアート用の使い捨て筆(100均)で描いています。つまようじを使ったりもします。

絵の具は濃くしたり、水で薄めて薄くしたり、工夫しています。




パステルをカッターナイフで削り、粉状にします。綿棒で好みの場所に置き、ティッシュペーパーでぼかします。

チークを入れると急に生きいきしてきました♡





まゆ毛と二重の部分を描きます。

下書きは時間経過や水で消える、茶色のチャコペンを使いました。

本描きは水彩色鉛筆です。水に先を浸けると水彩絵の具のようになります。比較的細く描けます。


最後に口紅。

写真を撮り忘れました。

ピンクの濃淡で塗り、白い細い線を描いてそれらしく。

グロスのように仕上げるため、本来はミスターカラーのクリアなどをぬるようですが、このためだけに買うのがもったいなかったのでジェルネイルの仕上げ用トップコートを塗り紫外線硬化しています。

マニキュアは後から劣化してネチャッとしたりするのでダメでした。(失敗経験済み)

あ、ちなみにジェルが大丈夫かどうかわかりません!ソフビの素材って結構相性が難しいみたいだし。

前に作ったお顔(左)と今回のお顔(右)。

違うように描いたつもりがやっぱり一緒だな。

まつ毛を貼る前にメイク定着剤のスプレーをひと吹きします。

以前、古い抱き人形を直した時の残りでボークスで買ったものです。



仕上げにつけまつげをつけます。

前の時はドール用の小さなつけまつげを買ったのですが、高かったので(500円くらい)人間用のまつ毛で作ることにしました。もちろん100均。

小さく切って、長さをお人形の大きさに合わせて短く加工します。

真っすぐに切っちゃうと不自然なので、自然にまばらに切るのが案外細かい作業でした。



瞼に木工用ボンドを薄く塗り、乾いてからコニシボンドの青色のヤツを少し塗り、半乾きのうちにまつ毛を貼ります。

貼ったところのボンドが目立つ時はもう一回上からアイラインと同じ色の絵具を塗ります。

まだまつ毛長いね。この後もうちょっと短く切りました。


目玉はパラボックスのアクリルアイの8ミリを使いました。

10ミリと8ミリを買い、どちらにするか悩んだのですが、8ミリの方が愛敬があったのでこちらにしました。

カラ―はアッシュグリーンです。



さて。

オビツ11のボディにつけるつもりでしたが、まるでノープラン(笑)

赤ちゃんドールなのでかなり首太い。穴もでかい。



とりあえずバリをとって滑らかに削りました。


首の取りつけ。。。少しヘッドの中に首の部分が入り込むように取り付けたいし、外から見えたり、不安定だったら困るし・・・

家の中をゴソゴソ。


お、これが使えそうかな?!


液体容器の内蓋!

この写真はもうすでに穴をあけた後ですが。。。

「ちょっと加工したら使えるかなあ?」と思って首にはめて見たら、これがまた、首穴にピッタリ!

何の内蓋かといえばUVレジンのボトルの内蓋です。何かのために、と置いてあるって(笑)


顎のところが前から見えそうだったので、前半分の出っ張りを切り取り、首穴の部分に穴を開けました。



一旦取り外し、パーツ取りつけ。

オビツの首のとこのパーツで内蓋を挟んでネジ留め。隙間があきそうだったので厚紙をワッシャー代わりにかましています。

あとは普通にボディにセット♪


ボブのウィッグを被せれば、ツナギめの内蓋も見えません♪きのこ頭なら大丈夫!

このウィッグはアンちゃんのデフォのウィッグだそうです。

アンちゃん、ウチに来たときはもうウィッグチェンジしていたのですが、前オーナーさんが入れておいてくださったものなんです。


ちなみに4.5インチの赤茶毛のウィッグを買ったのですが、微妙に小さくちょっと残念。




というわけで、アンべッチーズの妹分が誕生したのでした♪





唯一、元のまま残った赤ちゃんも唇と頬をカスタムしてあげました。


オマケ。

今日は成人の日。

新成人の皆さま、おめでとうございます♪