夜中にふと目を覚ます


右手を伸ばして君を探す

指先に触れる やわらかな肌

手の甲で 爪で そっと撫でた


消えてしまいそうで 怖い

掴みたいのに 抱きしめたいのに

背中を向けてしまう






君の瞳から涙が落ちる

大きな瞳から涙が落ちる





君の涙を見たときに

生きていくには

涙を流すことは必要だと

そう思った



運命を受け入れ

全てを悟るには

涙は必要だと



君も そして俺も


この先

なん度 涙を流すのだろう

死とはなんだろう
呼吸が止まり 鼓動が聞こえなくなることか
それとも
肉体が朽ち果てることか

魂がこの世から
黄泉の國へ行くことか 

自分が思う死は 誰からの記憶からも消え 忘れ去られることだ 生きていたことも 愛したことも 全て 忘れられてしまう それが 本当の死