夜の街 こんばんはぁ、門倉と申します。



けふは、太宰治の短編『蓄犬談』を紹介させていただきますね。





この短編は、太宰が得意とする一人称告白体の形式をとっています。




内容は・・・犬が嫌いで、噛み付かれることを極度に恐れる主人公の男性(私)が、なぜか犬に好かれまくりでニコニコ




 なんだかよくわからないうちに、「ポチ」しっぽフリフリという犬を飼うようになるのですが、「ポチ」に蚤(ノミ)を移されて主人公の怒りが爆発。「うきーっ、許さないっプンプン!」





最後は「ポチ」を薬殺しようとするんだけれど、失敗に終わり、にもかかわらず、なぜかほっとひと安心するというユーモア満載の物語ですにひひ





ラストで、主人公が妻にのたまう言い訳、「ゆるしてやろうよ。あいつには、罪が無かったんだぜ。芸術家は、もともと弱い者の見方だった筈なんだ」がとても印象的で心に染み入りました。。。


ちなみに、こちらはうちのナナ丸君(♂)ですっ↓


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目 『蓄犬談』は新潮文庫では『きりぎりす』所収です。





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BRICs経済研究所 代表 門倉貴史