マイティはとっても優しい猫でした。
 
甘えん坊で、食いしん坊で。優しいけど自己中で(笑)
じゅりちゃんを退かす時にお尻を噛むから、いつもシャーされていて。
 
どちらかというと、大人しい子なので
病院でも静かで(ブルブルはしている)騒がず、錠剤を上手に飲んでいた。
 
抱っこすると、べたっと胸に張り付いてくる子でした。
 
 
 
 
 
 
ママ!きて!
マイティが!
血が!
 
 
朝イチ、いつものように缶詰をあげていた長女が叫ぶ。
 
 
あ、また吐いてるんだ、、先生に連絡しないとな
血の混ざったフードを片付けていると
マイティが慌ててゲージの方に走って行った。
 
よろけて焦った感じで
 
 
え?え?え?思考が止まる。
 
 
見に行くと、ゲージのそばにある私の布団に血が滴り
布団から降りて横たわっていた。
 
 
そばにはウンチも出ていた。
黒くも赤くもなく、普通。
 
 
 
え、まさか
死んじゃったの?
 
 
動かない
 
 
え、こんなに
あっけなく死んじゃうの?
 
ほんの30秒くらいの最期でした。
 
現実味がない時が止まったような空間のなか
 
 
長女に猫ベットをとってもらい、マイティを横たわらせる
 
 
 
 
春に1度覚悟をしていて、調べて記録してあるので、慌てないで済んだ。
たんたんと作業をする、血のついたマイティの足を拭きながらも現実味がまったくない。
 
 
長女が缶詰フードあげようとするとニャーニャー催促して、
いつものようにガツガツ食べたら嘔吐したそう。
キナの分も食べようとしていたらしい。
 
気管に詰まったのか?と考えるが、缶詰の量は、ティースプーン山盛り1さじくらい。
長女は気にしていたけど、絶対違うと私。
吐いていたのは、固形のフードだったから。
 
 
 
ダンボールを組み立てる
ベットごと箱に収める
お腹に小さい保冷剤を抱えさせる
いくつか周りに、大きな保冷剤を入れる
 
時間は朝の7時半頃。
 
 
 
こんなにあっけないものなのか?
本当に死んでしまったの?
 
それでも、身体だけは動く。
深大寺どうぶつ霊園に電話をする。
 
すべて春に調べてあるので、うろたえない。
 
 
 
 
 
 
 
昨日体重が少し戻ったので、フードを工夫して食べさせたら体重が増えると思い、いろいろ試していて、
夜は固形のフードも食べていたから、よしっ!いいぞって思っていて。
 
 
 
 
昨日はとても暖かく、マイティの毛並みがフカフカで
顔を近づけて、フカフカだねー、、マイティって言っていて
 
 
私のデスクの横、そこに居ることが多いから、昨日も時々左手で撫でたりしていた。
膝にものってきたからブラッシングもしてあげていた。
 
昨日も同じ部屋で、ずっと一緒だった。
15日でイベントが終わったから
この暖かい部屋で、私と3匹の猫
ずっと一緒だった。
 
 
だから、今なの?
今を選んだの?マイティ?
 
 
 
 
 
ガンだったかな~。でもガンだったら、血液の数値に異常が出て
それでレントゲンをとるのが通常って聞いていたし
春みたいにぐったりしてないし、口臭もないし、毛並みも悪くない
プピプピしてないし、動いてたし、ジャンプも出来ていた。
 
確かに怠いのかなぁと思っていて、それは食べれなかったから?(胃が悪くて)って思っていて、、。
 
 
 
 
まーさん、本当は痛かったかな?って思ったら
 
大丈夫だったよって響いた。
 
ボクは
 
え?ボクって言うの?
 
 
ボクは大丈夫だったから泣かないで
しばらくの間ここにいる
 
 
ボク、、?
 
ああ、たまにボクちゃんって呼んでいたから。
 
 
 
あっけない
あっけなさすぎる。
 
 
お互いにツライ看病の期間があると思っていたよ。
 
 
マイティが、ここにいないなんて
悲しすぎるし、信じられないよ
 
 
image
 
 
泣かないで、ママ
泣かないで、ママ
ボクは、大丈夫だったんだよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
11年半の間、どれだけ癒されたことか
可愛い、可愛い、優しいマイティ
ありがとう、悲しいよ。
 
 

 
 
 
もう、今は、何にもしたくない。
 
 
 
 
 
 
体重の経過など下矢印
 
 
2010年1月下矢印