8月12日は、ミナス州ベロ・オリゾンチ生活報告会&ミナス兄弟、高橋兄弟ポケットライブでした。

足を運んでくださった皆さま、ウィリーさん、くみちゃん、ありがとうございました。 

 

今井さんがミナスで生活していること

歌が上達していて驚いたこと(今井さんいわく言葉が話せるようになったから歌い方が変わった)

徳兄のギターワークとハーモニーが進化していること

ひでさんが初めてブラジルに渡ったあれこれ

曲や話が、リアルな出来事と交差して深い、濃い。

盛り沢山☆

 

 

 

今井さんがミナスに移住することになってから、ライブの度に今井さんとの共演は、

しばらくの間叶わないかもしれないと思いながら演奏していましたが、

 

不思議な巡り合わせが続き、戸惑いながらも嬉しい気持ちでいます。 

 

とても蒸し暑い中、今回もたくさんの皆さまが足を運んでくださって。

同じ時間を共有出来たこと、ありがたくミラクルで、ブラジルマジックです☆

 

 

 

 

 

「ミナス兄弟」の第20回目のライブが、昨夜、開かれました。

 

ブラジル・ミナスへ移住され、諸手続きのため現在来日中の今井歩さん。

その元気な姿を一目見ようと、沢山のかたにお越しいただきました。

満員御礼、ありがとうございます。 

Willieさん、くみさん、いつもありがとうございます。 

--- 

★1st. Set List 

ミナス兄弟 (歩・徳兄・藤花・ひで) 簡単に曲の解説をしますね。 

 

1. Liana 22年前(1996年)にサバス東京(神宮前)で、Toninho Hortaに弾いてもらったギターを持参して、心のなかの美しい風景を透明感のあるコードで描きました。 

2. Ponta de Areia~Manoel, o audaz ふるさとへ向かう列車が遠くに霞んで見える景色 (Ponta de Areia) と、ジープに乗って大地を駆けてゆく姿 (Manoel, o audaz) を重ねて描きました。 

3. Desenredo~Trenzinho Caipira ひでさん (私の弟) とのツインギター&コーラス、藤花さんのフルートでハーモニーをつくり、ミナスの魅力に取りつかれて立ち去りがたい気持ちを歌いました。

4. Romaria 今年6月にブラジルのアパレシーダ教会 (Igreja do Aparecida) を初めて訪ねたひでさんが、歩さんとDUOで巡礼の歌 (Romaria) を。  

5. O trem azul ひでさんがMCで「この歌は今井さんのことを歌っているように思います」と紹介し、歩さんと一緒に、会場の皆さんはコーラスで合唱しました。 

6. Aqui, Oh! ミナス兄弟のテーマソングともいえる名曲を、お客様全員で、アロ~!バッチリ~!(笑)

 

 ★2nd. Talk Show 今井歩 Belo Horizonte 通信 (現地の音楽事情を中心に)

 --- 

昨日の本番前に、西荻窪のスタジオでリハーサルをしました。 

昨夜は演奏しませんでしたが、新たなミナス・コードの導入とボーカル・ニュアンスの変化で、さらに進化を続けている "Beijo Partido" や、歩さんがチャレンジしている日本の名曲 "Furusato (ふるさと)" も練習しました。 

歩さんからのリクエストで、ミナスでは食べられないカレーや、スパゲッティも一緒に食べました(笑)。 明日にはミナスへ帰国される歩さん。どうかお元気で。

またお逢いできる日を楽しみにしています。 

 

「ミナス兄弟」は、演奏を聴きにきてくださる皆さまに支えられて、これからも成長をつづけてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。 

 

Obrigado gente!! Música ao Vivo @ 20th LIVE of "Irmãos de Minas" (Aug. 12th. 2018) 

ミナス兄弟 20th LIVE 

 

徳兄

 

 

 

 

ホマリア(巡礼)という曲。歌詞の中にアパレシーダ(アパレシーダ教会)という言葉が出てきます。偶然が重なり、今井さんとヒデさんは先日ここを訪れました。

 

 

右手前に写っているのがひでさん。

撮影は今井さん。

 

 

 

2018年6月22日 サンパウロでお会いしたかった方の一人、「ミナス-陶芸-備前」という繋がり、Toshiko Ishiiさんのことを私に教えてくださった、ドキュメンタリー映像作家の岡村淳監督。岡村監督が車を運転してくださり、ヒデさん、さかえさんと4人で、6/18に、Santuário Nacional de Nossa Senhora Aparecidaに行って来ました。 

片道2時間半、道中、車の中ですごい話がたくさん聞けて、たくさん話して、教会では平日午後のミサに参加してお祈りをして。

行き帰りにRomariaも歌いながら。 この日は午前中は朝一で、Forró Legalの公演のあったRegistroから3時間かけて、ヒデさんたちと車でサンパウロに戻り、午後また2時間半かけて、車でAparecidaに来たのでした。沿道のたくさんの景色を見ました。 

私は2回目のAparecidaでしたが、この広いブラジルで2度来るということは何か意味がある、ラーニのミドルネームがAparecidaなので、次回3度目はラーニと一緒に必ず来る、と何か確信のようなものを感じました。

ブラジルを代表する聖地、やはり計り知れない数の人々の祈り、大きな力の総体に包まれているような気がして、身が引き締まると同時に、大きな世界で小さな自分が今ここに生かされている、今日この方達とここに来たことには何か意味があるということを感じました。 6/18、そう、この日は笠戸丸がサントスの港に着いて、ちょうど110年目の日本人移民の記念日でした。110年分の先輩たちに感謝と敬意を。  今井。

 

 

Romaria 

 

聖母アパレシーダ

どうか私のことを憐れんでください。

深くて暗い 私の人生の列車に

どうか光をあててください。

Romaria ホマリア(巡礼より)

 

 

 

ブラジルでは青色(azul)は縁起がいいことを指したりするんだよ

青い電車に乗り、新たな人生を出発した今井さん(太陽)

自分たちはその太陽に勇気をもらっている。なんて自分たちにピッタリな曲なんだろう!

ひで。

 

 

O trem azul

 

 

 

 

 

徳兄がこの"Desenredo"を初めて聴いたのは、2009年。美しい旋律と、あたたかな温もりと、曲が描きだす広大な景色に、心を動かされたそうです。

 

 

Desenredo~Trenzinho Caipira

 

 

 

"Desenredo"は、Canto das três Raças三つの民族の歌と同じ、Clara Nunesの夫でもあった、大詩人Paulo César Pinheiroの作詞。本当に深くて素晴らしい。 

歌詞の中に糸に関する言葉がすごく沢山出でくるので、タイトルは長いですが、他の言葉に言い換えるより、動詞の意味そのまま「糸のもつれを解いて」にしてみました。

この曲では全ての動詞が現在形になっているのも特徴的。 Renatoのヴァージョンが好きで、私も時々口ずさんでいたら、ラーニからあなたは絶対歌っちゃあダメと言われたんです。

ミナスの外らから訪れた人が、故郷に帰る時、その魅力に取りつかれて、立ち去りがたい気持ちを歌った歌だからです。あなたはここから遠い場所に帰っちゃあダメと言われました。(笑) 今井。

 

 

全てのことに烙印が押されている 情熱と反骨の 人生は時の糸、死は糸玉の終わり 驚く眼差しの光は失われてゆき 警戒する眼差しも、次には活き活きと輝く でも、たどり着くとすぐ 私はあなたの神秘の編み糸の中で自分自身を見失っている  "Desenredo"から。

 

 

 

 

 

 

 

ミナス兄弟のレパートリーから、、

次回はいつ、3人で奏でることが出来るのかなぁ、、と思いながら。

 

 

Liana

 

 

「その音=その人」

人間性や多くの想いを皆さんに感じていただける演奏になったのではないかと思います。

徳兄

 

 

 

Ponta de Areia~Manoel, o audaz

 

鳥の鳴き声、ちょっと多かったのには理由がありまして(^_^;)

下に、記事があります。

 

 

 

 

 

 

Aqui, Oh!

 

 

 

ミナス州ベロ・オリゾンチ生活報告会の様子

 

 

 

 

 

 

今井さんの奥様、ラーニーさんから動画のお便りを頂きました。 

私は、ポルトガル語も英語もダメで、だからといって勉強する気もなく(笑)気もないというか、今の生活に言語まで習得する隙間はないので、わからない言語は人に聞く(助けてもらう)をスタンス?に生活しているのですね。 

ラーニーさんからは度々メッセージをいただくのですが、型にはまったような言葉でなくラフなメッセージをいただくので、翻訳ソフトで勘違いして勘違いした返事をしてしまいそうなのです。それを伝えると英語でやり取りしましょうと、(^_^;) 

英語もわからないので単語?やスタンプでやり取りしてます(^_^;) 

 

この動画、、耳をすますと、、鳥の声が聴こえます。最初はただ鳴いています。

相手を呼んでいるのです。出会うと鳴き方が変わります。  

”ベン・チ・ヴィー、ベン・チ・ヴィー”、Bem-te-vi(会えて良かった!会えてうれしい!)  

 

3週間のお留守番は淋しかったですね、今井さんが無事戻って良かったデス♪ 

会えて嬉しいね♥ 

 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 

 

以下、今井さんが以前書いていた記事から。 

 

 ベロオリゾンチ通信、今井さんからの抜粋。 大寒波が来ていますが、少し暖かくなりました(^-^) 『”ベン・チ・ヴィー、ベン・チ・ヴィー”、Bem-te-vi(会えて良かった!会えてうれしい!)と鳴きます。』 実は鳥のさえずりで毎朝目が覚めます。 

ずっと書かねばと思っていたこと。 Toninho Hortaのファーストアルバムのタイトルは”Terra dos Passaros”=「鳥たちの大地」というくらい、ミナスはその空や緑の丘、鉱物、植物と同じく、”身近な鳥”の宝庫です。  

実は毎朝6時に、ミナス人の心の鳥、Bem-te-viベンチヴィの鳴き声で目が覚めます。我が家の周りの樹々や電柱にもいくつか巣があり、いろんな方向から声が聞こえてきます。 

声と鳴き方に特徴があり、二匹が出会う前は個々に”ヴィー、ヴィー”と鳴きパートナーを探します。そしてパートナーを見つけて、出会う(よく樹々や電線に二匹並んでとまっています)ことができたら、 ”ベン・チ・ヴィー、ベン・チ・ヴィー”、 Bem-te-vi(会えて良かった!会えてうれしい!)と鳴きます。 

朝6時と夕方6時、一年中、毎日決まった時間に鳴きます。昼間もよく街路で声が聞こえますが、朝夕は決まった時間に鳴きます。 

その姿もちょっと面白く、頭に白い輪っかの帽子を被っているようで、お腹は薄い黄色です。

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

>>追記 9/1 ひでさんの記事から転載

 

☆彡8月のご報告 #3  

浅草サンバカーニバルの練習設定と諸準備に加え、 週末の教会仕事をこなしながらの自身の音楽活動は、 じつはかなーり大変。 でも、このイベントは休みたくないのです。 

 

ミナス兄弟・高橋兄弟 8月12日(日)Barzinho Aparecida  

に移住された今井歩さんの訪日に合わせ企画された、1日限りのイベント。

ライブ、後半はミナスの音楽事情のリポートの2本立てでした。 

 

移住手続きを完了するための訪日、この機会を逃すと次はいつ今井さんに会えるかわからないとのことで、沢山の方々が来場されました。 

ブラジル滞在中、渡伯110周年となる6月18日に今井さん・岡村淳監督・黒田栄さんと一緒に、アパレシーダ教会に巡礼に行きました。 

サンパウロ市街から片道2時間以上の旅、車でこれだけ時間がかかるのですから、昔はどれだけ巡礼に日数がかかったことでしょう。 アパレシーダ教会ではミッショナリーとしての仕事をしました。

映画「ミッション」の舞台であるブラジルに、日本からミッショナリーとして派遣されることになるとは。 教会のミサに与かり、聖母アパレシーダを長く拝見し、そして薄暮の空に響く幾多の鐘の音を、今井さんとともに心に刻みました。

車をご準備下さり、往復運転して下さった岡村監督に、改めて御礼申し上げます。 

 

アパレシーダ教会は世界で2番目に大きな教会(バジリカ)、 聖母アパレシーダはブラジルでは保護者として、そしてカトリックでは南米の保護聖人として定められています。 

聖母アパレシーダのように多くの人たちの支えになるようにと、Willieさんとクミさんが始められたお店で、アパレシーダ教会巡礼を終えたあと今井さんとともに「Romaria(巡礼)」を歌えること。 

本当に不思議なご縁だなあと、思いました。