思いのままに生きてやります。 -3ページ目

思いのままに生きてやります。

やりたいことはやりたい。
好きなことは好きだし、
苦手なものは苦手。
行きたい所には行く。

思いのままに生きてやる。

こんばんは。

 

冷えますね。

私の身の周りもすっかり秋です。

 

肌に少し刺さるような風。

透明な空気。

そのなかに見える濃い赤や薄い黄色の落ち葉。

まだ緑色の木の葉、なびく揺れる。

つい口から零れる「寒いね」の声。

灯油の微かなにおい。

顔にあたる熱、乾燥する肌の痒み。

たまに顔を出す冬の気配。

 

 

さて、今日は私が本好きとなった原点、

金子みすゞ 著 「金子みすゞ童謡集」の中から

「大漁」を読みました。

 

この本との出会いは、小学生の夏ごろでした。

小学生の放課後といえば、

学校の隣にある噴水の公園で遊び、家までの帰り道でも遊び、途中にある公園でも遊び。

そんな風に内向的ながらも友達とは楽しく過ごしていました。

 

そんななか、雨の日もあります。

外で遊べなくもないですが、風邪を引いてしまうのはいけないので

そんな時は学校の近くの図書館が遊び場です。

いつもは友達と図鑑を見たり、紙芝居をしてみたり、間違い探しなんかをします。

 

ですがその日は、なんだかいつも行ったことのない本棚が気になりました。

完全に好奇心です。

絵がない本が並んでいる本棚。

その中でも台に乗って背伸びしなくては届かない場所。

そこに、この本はありました。

少し大人ぶって読んでみたりして。

 

すると、スラスラと私の中に言葉が入ってくる感覚。

引き込まれてゆく意識。

友達が別の本棚に行っても気付かないほど集中して読んでいました。

それから、何度も借りに行きました。

本を読むときに感じる「わくわくするのに落ち着く」感覚の原点です。

 

この「大漁」のなかで特にお気に入りは「波」です。

とても想像のしやすい表現で、音が聞こえてきそうです。

 

その詩を読めば、いつでも波を感じられる。

海の香りも感じられるような気がします。

 

 

 

明日は冷え込み、みぞれや雪が降るかも知れないと

天気予報のおにいさんが言っていました。

 

寒いのは苦手です。

 

お身体を大事に、あたたかくして。

 

それでは!

本とともに生きている、朔でした。