iDeCoは老後設計ではない。
「人生の強制レール」だと思った話
私の失敗は、月5,000円でも早い段階でiDeCoを積み立てなかったことだ。
そしてデフレ時代だからと、元本保証商品ばかりを選んでいたことだ。
今ならはっきり言える。
iDeCoは老後設計ではなく「人生の強制レール」。
若いうちは出口を考えなくていい。まず乗ればいい。
なぜ若いとiDeCoの出口が見えないか
特に20〜40代にとって、老後はとにかく遠い。
今日、来年、5年後の方が圧倒的に大事だ。
将来価値より現在価値が重く見えるのは、むしろ自然である。
複利効果も体感したことがない。
企業DCがあるなら、それ以上はいらないと思ってしまう。
若いほど「設計できない」のは当たり前だ。
お金に余裕がなければ、まずNISAが定石になる。
(そもそも当時は制度自体がなかった。)
余裕ができてもいまさら感で無視してしまう。
iDeCoは「トンネル」に似ている
iDeCoはトンネルのようなものだと思う。
入口に立った時点では、出口の景色は見えない。
途中で分岐があるかもわからない(転職・独立・退職)。
途中で勾配が変わるかもわからない(積立額の変更)。
そのまま乗り続けるのか、
途中で降りるのか(裁定請求)、
将来の状況で判断するしかない。
出口が晴れている場合もあるし、
土砂降りの場合もあるだろう。
だから若いうちは迷う。
それは間違いではない。
それでも「まず乗る」が正解な理由
多くの人は最初からこう考えてしまう。
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60歳まで続けられるか分からない
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将来の税制も不安
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今は余裕がない
でも実は、
続けるかどうかは、走り出してから決めればいい。
iDeCoの本質は金額ではなく、
制度に乗ること
にある。
生命保険より、まずiDeCo
生命保険にお金を払うくらいなら、
まずは月5,000円でもiDeCoを積み立ててみる。
iDeCoは途中で引き出せない。
相続時には非課税枠もある。
つまり性質としては、
死亡保障+老後資産のハイブリッド
に近い。
強制的に未来の自分へ席を確保する仕組みだ。
最初から設計しなくていい
よくある失敗は、
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最初から60歳まで考える
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将来を完璧に設計しようとする
ことだ。
でも人生は変わる。
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転職
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独立
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収入の増減
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家族構成
iDeCoも同じでいい。
5年後、10年後に続けるか考えればいい。
金額の現実感
例えば月2万円を長期で積み立てた場合、
年率5〜7%なら
おおよそ3,000〜5,000万円台が現実的なレンジになる。
条件が良ければさらに伸びる可能性もあるが、
大切なのは1億を狙うことではなく、
老後不安を消せるラインに早く乗ること。
だと思う。
iDeCoは老後のためではない
iDeCoは老後資金のための制度と思われがちだが、
本質は少し違う。
「未来の自分に強制的に席を確保する制度」
だ。
出口は走りながら見えてくる。(出口付近でようやく)
最初から見えなくていい。(見えるわけがない)
まとめ
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若いうちは出口が見えなくて当たり前
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iDeCoは設計より「乗る」ことが大事
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月5,000円でも人生は変わる
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続けるかは後で決めればいい
iDeCoは若者の老後設計ではない。
人生の強制レールだ。
若いうちは出口を考えなくていい。まず乗ればいい。