私がプノンペン特別区の隣の州のコンポンスプー州に赴任する時、

最初に驚いたのが空港からコンポンスプーまでのバス。

バスといえば、こんなの↓や、こんなの↓を想像すると思いますが

空港から乗ったバスはバン。しかもギュウギュウ詰め。

おまけのケージに入れたニワトリは乗っているし。

こんなの↓をバス呼んでいます。写真のような綺麗なバスだったら大ラッキー。

実際走っているやつは、走行中にいつ分解してもいいくらいのボロボロが殆ど。

シートは破れたり壊れたりしてるし、車体もボコボコなのが多い。

下手すりゃ雨漏りするバスや、床に穴が開いて道路が見えているのもある。

私は何回かバスに乗っているが、豚とヤギと一緒に載せられた時は

さすがに参りました。何でもありですね。定員オーバーは当たり前。

バスを乗る時は、タクシーのように手をあげたら止まってくれます。

ただ、それに乗る時は行先を言って、値段交渉しないといけない。

殆どのバスドライバーはクメール語しか話せないので

バスに乗る時は、交渉するだけのクメール語を知ってないと。

タウ、プサー、コンポンスプー、モイネアック、モイムーン・プラムポアン

（コンポンスプーの市場まで、１人15000リエルでどうですか）

タウ、ポチェントン、ピーネアック　バイムーン

（空港まで２人30000リエルで）

外国人だと５倍～１０倍の値段を吹っかけられますから

必ず距離毎の適正価格を覚えておかないといけません。

手をあげればどこからでも乗れるが、降りる時もドライバーが

乗る前に言った行先を覚えていたらいいけど、

自分が降りる場所にきたら、「チャップ」と言わないと

止まってくれない時があります。

トゥクトゥクなども基本的には同じですが、

今は配車アプリGrabやPassAppがあるので、

それだと、値段交渉も行先を言う必要もないので便利。

私もいつもGrabを使っています。

プノンペン市内の巡回バスは、地方行くバスと違って

定額だし、日本のバスと同じ感じです。

プノンペン市内でバスに乗ったことがないので

残念ながらプノンペン市内のバスの乗り方はしりません。

まだローカルバスのエピソードは続きます。

空港からコンポンスプーに行く間に何度が止まります。

バス停？そんなものありません。

客やドライバーが、水を買ったり、お菓子を買ったり、

場合によっては、誰かが露店のご飯を買うためにとまります。

今では観光客も多いので、プノンペンからシェムリアップなどの遠くの大都市向けには

夜行バス・昼行バスも走っています、普通の観光バスや寝台バスです。

私も一度、プノンペンからシェムリアップまで寝台夜行バスで行きましたが

悪くなかったですよ、値段も安いし（でも値段忘れた）

道路上では交通ルールより、大体より大きい車両が優先です。

人よりバイク、バイクより乗用車、乗用車よりドラック、トラックよりトレーラー。

トレーラーが逆走してきたら、向こうが道交法違反でも

こちらが除けないと引かれたら死ぬだけですからね。

でもトレーラーより強い最強のモノがあります。それは牛です。

牛は昼間放し飼いされているので、国道であろうがお構いなし。

しかも１頭２頭じゃない場合も多く、

そいう場合は、牛が道路を横断し終わるまで車もとまるしかありません、

野良犬も野良豚、鶏なども普通に道路上にいるので、

バイクで走っている時は気を付けないと、動物と衝突してしまいます。

カンボジアという国 Vol.4 （近隣ローカルバス）

カンボジアという国 Vol.4　（近隣ローカルバス）