右手中指の腱の損傷で投球を控えているマリナーズの岩隈久志投手の開幕絶望が決定的となった。球団が２月２８日（日本時間３月１日）、同投手が専門医の診察を受けた結果、当初の予定どおり、投球再開まで３週間が必要と診断されたと発表した。
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マリナーズの今季の開幕戦は３月３１日。岩隈が３月下旬から投球を再開したとしても公式戦で投げられる状態をつくるためには、キャッチボール→遠投→ブルペン入り→実戦登板と多くの段階を踏まなければならない。球団が岩隈のけがを公表した２月１２日（同１３日）の時点でズレンシックＧＭも「レギュラーシーズンの早い段階でローテーションに戻ることができるはず」との開幕には間に合わないことを示唆していた。
またマリナーズはこの日、ヘルナンデス、岩隈とともに先発３本柱として期待されている２１歳のタイファン・ウォーカー投手が右肩の炎症により５～７日間の休養が必要と発表した。
今オフはヤンキースからＦＡになったロビンソン・カノ内野手と１０年２億４０００万ドル（約２５０億円）の超大型契約を結ぶなど大補強を行ってきたマリナーズ。開幕に向けて早くも暗雲が垂れ込め始めている。