中学の時、吹奏楽部に入っていた。
2年の時、ジャンケンで負けて、副部長になった。
部長と副部長は部活が終わると戸締りをして鍵を先生のところに持っていくんだが、
うちの顧問は話が長い。というか説教で30分~1時間かかる。
うんざりしながら2人で職員室にいくのが毎日だった。
でも部員はみんな仲良くて、先生のけたらすごく楽しかった。
後輩は言ったらちゃんと聞いてくれるし、中にはプライベートでもみんなで遊んだりしていた。
3年になると、ふつうは1学期で引退なのだがコンクールがある為、2学期の半ばまで延長で、
部活が終わって塾に行くのが8時ごろ。
塾は6時からなので遅刻の2時間をみんなが帰るのを横目に残って受けていた。
うちの部長は頭がよく、塾に行くために早く辞めたいと3年になってからずっと言ってて、
退部届けも出したが無理だったみたいで、
しだいに先生に対して反抗的になっていった。
それから先生の矛先が私に・・・
部長は塾に早く行きたいとうるさいので私が一人で戸締りして職員室へ行くようになった。
わたしも塾は行ってたが、そこまで執着がなかったのでべつによかった。
だが、だんだんと先生の説教の内容がわたしの素行の悪さに変わってくるのだ。
正直、決して真面目な方じゃなかったし、頭も悪かった。塾もみんなが行くから好奇心で入っただけのこと。
でも、部活だけはちゃんと出たし、後輩の世話もやってた。
後輩もついてきてくれてた。
そんなわけで私もうんざりしてきて、先生にわざと態度に出したり、あげくに説教の途中で帰ったり・・・
ある日、いつもの様に職員室に行くと、先生の様子がちがってた。
「お前、これ、誰が書いたんか?」と、メモ紙を見せられた。
その紙には、
「先輩をいじめないでください!」と一言。Σ(゚д゚;)
それから先生はその件で文句言い出したけど、私はビックリしたのと嬉しいのとで一切耳に入らなかった。
説教も終わり、下駄箱に行くと、帰ったはずの後輩たちがいた。
心配になって待ってたらしい。
「先輩、いっつも一人で怒られよるけ、あいつの下駄箱に(メモ)入れた
。」とのこと。
どうやら、部長が先生の愚痴をいってるのを一人が聞いて広めたらしい。
「あんたたちが怒られるんやけ、もうしなくていいから。ありがとね。」
って言いながら、彼女たちの気持ちがすごく嬉しくて泣いてしまった私。
こんなふうに思ってくれてたとは知らなかった。
心の底から感謝した。
あの時が初めてだったかもしれない。
まわりに私のことを思ってくれる人がいると実感したこと。
そしてあんな感動は初めてだ。
私はもう一度あの時と同じ感動を味わいたい。
その為にもこれから出会う人たちを大切にしていきます。