『ぶれすの深呼吸。』

『ぶれすの深呼吸。』

私の中にあるものを、思い出した時にぽちぽち出して行くブログです。 読んだ本、観た映画・舞台、夢、
考えたこと、思ったこと。自己満足なとこはありますが・・・なんせ『ぶれすの深呼吸』なんで、私がリラックスしてしまうんですね(笑)

            諸事情により『夢』ブログのみ更新中。   


            たまに本や映画や舞台の感想も。


            アメンバーは募集していません。  
              ゴメンナサイ・・・


Amebaでブログを始めよう!

『私と踊って』

恩田陸

久々の恩田さん。

短編集なのに、短編集だから?なぜだか時間がかかった。

相変わらず不思議な世界。

犬と猫がいい。

「知られざる大英博物館」のために書いたという連作。

ちょうど再放送を録画し、さぁ見ようというタイミングだったので、何か感慨深い。



『けさくしゃ』

畠中恵

江戸時代の実在の作家をモデルにした作品。

面白くはあるんだけど、謎解きが回りくどく、人物の魅力が少なく。

ものすごく時間がかかってしまった。



『双月高校、クイズ日和』

青柳碧人

発送は面白く、作中のクイズも楽しめた。

けど、視点の変わりかたが読みにくくて。

時間の飛びかた、行き交いもしっくり来なかった。

これまた時間がかかってしまった。



『理由あって冬に出る』

似鳥鶏

高校が舞台の作品を続けて読んだので、映画か何かを見ているように常に学校のイメージの中にいる感じ。

1つの建物に詰め込まれた感のある、ちょっとドタバタした5日間。

ってか、たった5日やったんやと後で気付く。



『コロヨシ!!』

『コロヨシ!!2決起!』

『コロヨシ!!3終舞!』

三崎亜記

最初の文庫が出たのが23年12月。

架空のスポーツ「掃除」と異国情緒を感じる周辺国、敵か味方か計りかねる周りの大人たち。

なかなか面白くて、早く続きを!と思っていたのに・・・

続編の文庫が出たのは27年2月。

待ち遠し過ぎて、漠然としか内容を覚えてなかった。

で、改めて3冊まとめて。

決起と終舞は、よくもまぁそんなスケールに出来るもんだと言いたくなるほど広く、重く。

キャラクターがそれぞれ独特で、でも誰も無駄がなく意味があり、主人公はなんやかんや言いながらも成長してく。

実際に「掃除」を見てみたいものだ。



『居酒屋ぼったくり』

秋川滝美

初めましての作家さん。

新聞広告で見て気になってた1冊。

まだ文庫化は先やけど、たまたま知り合いのバーテンくんに借りられて。

坦々と素朴で美味しい料理が出される。

その料理と日常の些細な出来事がクロスしていく。

思わず簡単なレシピをメモってしまった。




5月分も続けてアップ。

どんだけ貯めててん(苦笑)





『夜の国のクーパー』

伊坂幸太郎

444頁。

猫がしゃべり、戦争が終わり、国王が殺される。

どんなヒドイことになるかと思いつつ、現代の普通の男性との温度差に、大丈夫かもと思う。

それほど深刻ではないけれど、やっぱり何が起こってるのかわからない感じに惹き付けられる。

すごく面白かった。

ちょっと時間がかかってしまったけれど。



『夜叉ヶ池・天守物語』

泉鏡花

姫路城修理完了記念に(笑)

どちらも大好きな作品。

もう何回目か。



『体育館の殺人』

青崎有吾

初めましての作家さん。

単行本の書評を新聞で見て以来、文庫化されるのをずっと待ってた。

高校生探偵ということで、もっと甘い感じになるかと思ったけど、なかなかどうして。

キャラ設定から、推理が覆されるくだり、エピローグまで面白かった。

このシリーズ、これからも楽しみ。



『判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件』

青柳碧人

面白かった!

裁判をテレビで生放送なんて架空の設定やけど、裁判員裁判はもしかしたら自分の番が来るかもしれない制度。

こんなに劇的なことにはならないやろうけど・・・

考えさせられる内容と、エンタメ性、ミステリの要素もあり、1日で一息に。

面白かった!

「12人の怒れる男」「12人の優しい日本人」が好きで、大津事件を題材にした「罪と、罪なき罪」に号泣し、永山基準の池上さんの解説を聞いたとこやったから、余計に。

出来ることなら、もっとずっと読んでいたい。



『三ツ星商事グルメ課のうまい話』

『三ツ星商事グルメ課のあまい罠』

百波秋丸

シリーズ2・3作目。

裏のミッションなんて、そんなにバレずに出来るのか不思議。

仕事は企業の歯車のようで、やっぱり人と人の繋がりなわけで。

そこに美味しそうな料理も(東京のみやけど)加わり、なかなか良いシリーズだった。

まだ続くのかな?



『東京湾 海中高校』

青柳碧人

現実に近いパラレルワールドのような設定の青春小説?

海の美しさ、環境問題を考えさせられる、ほろりと来る、これも面白い作品やった。



『希土類少女レアアース・ガール』

青柳碧人

今まで読んだこの人の小説は、説教くさくも、押し付けがましくもなく現代の問題点を取り上げ、楽しめるストーリーにしてくれてる。

特殊な世界だけど、人間の、少女の共感を誘う。

シリーズものが多いけれども、もっと読みたいと思える作家さん。



『南青山骨董通り探偵社』

五十嵐貴久

前の2冊と世界が違いすぎて、というか、前の2冊が特殊な世界で、帰ってくるのに時間がかかった。

連作かと思って読んでたら、なかなか解決しないで変な感じだった。



『最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ』

椹野道流

シリーズ3作目。

またしてもほろりとさせられ。

新たな過去がわかり、新しい未来が始まり。

1日で。

良かった。





そうそう、そんなんやった!と思いながら4月分をアップ。

すでに続編が出ているものもある。







『ヴァン・ショーをあなたに』

近藤史恵

パ・マルシリーズ2作目。

間が開いてるのではっきりわからないけど、なんか前作と雰囲気が変わった。

でも名推理は変わらず。



『カブキブ!』

榎田ユウリ

シリーズ3作目。

読んでるうちから早く続きが読みたくなる。

部員とその周囲にいい影響が広がっていく。

登場人物の過去が少しずつわかり、さらにハマって行く。



『天宮凛子のワケあり物件』

東京かれん

初めましての作家さん。

不動産ものやからと手に取る。

帯の「泣けるどんでん返し」やら、「父娘の絆」でだいたいの予想は付いたけれど、やっぱり泣いた。

けど、前に進めて良かった。



『からくり探偵 百栗柿三郎』

伽古屋圭市

初めましての作家さん。

大正の世の、からくり物を扱う探偵、ってのに惹かれて。

3分の2ほどで、それこそからくりがわかってくる。

時代が犯罪も進化させるのだなと実感。



『クローバー・レイン』

大崎梢

昨年8月に買ったまま寝かせてしまってた。

今読んで良かった。

本に携わる作家、編集、営業の苦しみ、幸せを垣間見た。

私が手に取るのは、そのほんの一部。

家族の形も絡み、色々考えさせられた。

でも、この本の一番の感想は「美しい」だった。

未来を思わせるラストに震えた。



『ダークルーム』

近藤史恵

短編集。

なんともイヤな感じの、でもどこかキレイな風景にも思える。

身近にありそうで、でもやはり特殊な日常。

そんな感じ。



『猫は大泥棒』

高橋由太

シリーズ2作目。

正直、続くとは思ってなかった(苦笑)

映画「RED」みたいな話もあり、全体的には面白かった。

まるのしゃべり口に、まだ慣れない(苦笑)



『自殺志願』

野島伸司

脚本家の野島さんの小説は全て読んでるけれど、独特な、不思議にネットリとした話で。

これもまた、「なんだったんだろう」って。

そうやったんか、で終わるのかと思った後の・・・

どこまでが現実で、何が嘘だったのか。

トレース。

なぜ?

自分はどうやった?

頭の中がぐるぐるしてる。



『あなたに贈るXキス』

近藤史恵

今まで読んだことがない近藤さん。

いろんな可能性があり、主人公と一緒に真実を知り少しずつ絞られていく。

あまり好みではなかったけれど、プラス書き下ろし短編で少し近くなった。



8冊。


近藤さんで始まり、近藤さんで終わった3月。



と、6月も終わりになってあわててアップ(苦笑)