豊胸シリコンバックを入れている場合の母乳
最近では、乳児を母乳で育てたいひとが多い傾向にあります。 豊胸バッグを妊娠前に入れていて、その後出産した後に、母乳で育てられるのでしょうか?
米国FDA(日本の厚生労働省にあたる)は、豊胸バッグと母乳との関係に関しては、現在でわかっている範囲内では有害とは断定できないが、長期観察しないと現段階でははっきりしたことが言えない、とコメントしています。
豊胸バッグが破損した場合には、内容物が生理食塩水であれば無害ですが、シリコンの場合は破損していなければ周囲に漏れていないので、豊胸手術後10年以上経過していなければ問題ないかもしれません。(参照:豊胸手術時の赤ちゃんへの母乳の影響)
ただし、やはり豊胸バッグが破損し、漏れていた場合には問題がなくはないと考えられています。その理由は、破損しシリコンが漏れている場合には、成人でも膠原病のような症状がいくつか報告されているからです。ヒトアジュバンドが否定はされてはいるものの、報告例はいくつかされています。
さて、膠原病を起こすほどの豊胸バッグからのシリコンの漏れは微量ですが、これが乳児となるとわかりません。おっぱいは、お母さんの体内の成分が濃縮したものです。それを口にするとなると深刻なような感じもするでしょう。
実際に、豊胸バッグを入れているひとは、赤ちゃんにおっぱいを飲まさないひともいるようです。ただ、理由はこれだけではなく、母乳が出にくいこともあります。母乳が出にくい理由には、豊胸バッグが乳腺組織やおっぱいの通り道である乳管をも圧迫することもあるからです。
普段私たちが毎日食べている食物も添加物が多く含まれています。成分によっては、将来大人になったときに「切れやすい」性格になるということも言われていますよね。
それよりも、豊胸バッグの有無の以前の問題で、妊娠中または授乳期に、添加物を多く含むコンビニ弁当や冷凍食品、そしてレトルト食品、冷凍食品、そして既製品ばかり食べているお母さんが与える母乳の方が赤ちゃんに悪いのかもしれませんね。
このように考えると、豊胸バックが仮にシリコンが漏れていても微量でしょうから、その母乳を与えても特に問題ない感じもしますが・・・。さて、どうなんでしょうか?