「突然いなくなった君へ」から8か月後の物語。
カレイドスコープ
考えすぎたって何も分からなくて 時間だけは当たり前に流れて
ふと気づけばいつでも君の面影だけを 追い掛け美しい夏へ
晴れない心は 未だ梅雨のよう
やまない雨 あるのかな？
会えなくなって想いが募る 夢ではあの日のまま
笑って泣いて怒ってはしゃぐ まるで万華鏡のよう
破れぬ心ひきずったまま また季節を進めて
君のいないこの世界線を
歩いていくんだ
進んでいくんだ
会いたいなんて一言じゃ軽薄すぎて 寂しい、切ない、愛しい、でも足らず
言葉では決して伝わらないこの思いの丈を 抱えたまま夏も終わる
夜空に咲く花 闇に溶けるように
この願いも 消えていく
会いたくなって思い出すのは 過ごした奇跡の日々
笑って泣いて怒ってはしゃぐ 君は万華鏡のよう
霞む陽炎 流れゆく雲 報われない幻想も
この夕立が 洗い流してくれるはず
どんなに夢を見たって
どんなに思っていたって
戻りはしないんだって ねえ
会えなくなって想いが募る 夢ではあの日のまま
笑って泣いて怒ってはしゃぐ まるで万華鏡のよう
二人過ごした奇跡の時間 宝物を抱えて
君のいないこの世界線を
歩いていくんだ
進んでいくんだ
