たかが国籍 されど国籍 -17ページ目

たかが国籍 されど国籍

米国籍取得とその後の日本の長期滞在ビザについて書きました。
コロナを乗り越えて2020年の夏、2021年の冬
日本の家族に会う事が出来ました。
(すでに2025年なので古い情報が多いと思われますが、困っている誰かの役に立てれば嬉しいです)

どんなに気をつけていても、人生、いつ何が起こるかわからないもの。

ある日、日本に居る母が横断歩道を渡っていた際に、自転車にひかれて意識を失い
そのまま病院に運ばれました。

(2015年10月の事です)

私はビザなしで(観光客として)一応90日は日本に滞在できるし、

その90日も1回は延長できるみたい。
でも万が一その180日を越えてしまうかもしれない?
と思ったので、念のため、日本に長期滞在できるビザを取ることにしました。
私に適応されるのは「日本人の実子」になるそうです。

必要書類は、法務省のページで見るほうがわかりやすいと思うので

 

 



写真や「除籍」謄本なんかはラクに手に入るのですが・・・・
(私の戸籍はすでに除籍されているのですが、除籍謄本として出してもらえます)
一番面倒だったのは、
私は日本で生まれて、父が出生届けを提出して、市町村がそれを確かに受け取りました、
と言う「出生受理証明書」でした。

実家が東京都で、生まれた場所が神奈川県の私は、その2つを距離にして1時間弱。
朝、これこれこういう理由で「出生受理証明書」が必要なんですが、出してもらえますか?

と、出生地の役所に電話をしてみたら、その場で生年月日などを聞かれて、少し保留にされた後

「はい、出せますよ」と言うお返事を頂けました。
電車に飛び乗って午後には無事にもらって、その足で入国管理局に向かえたので
ラッキーですが、この2つが遠い場合は時間がかかってしまいそうです。

全ての書類を揃えて「ばっちり」のつもりでしたが、さらに必要な物として

母の住民票
何故日本に長期滞在しなくてはいけないのか、何故海外に住んでいるのか、などが
書かれた「理由書」
(自分でPCでさささっと書きました)
母の預金通帳の写し(少なくとも過去半年~1年分)
母が事故にあって入院してますと言う診断書

これらを入国管理局に郵送するように言われました。

 

立川の入国管理局の係のお兄さん

言葉使いがとても穏やかで優しいのですが、私の欲しい答えをスパッと言ってくれるタイプではなくて・・・

と言うか、私は英語風に YesかNoか を聞きたいのに、同じ事を何回も言う割には

「でもそれって答えになってませんよね」って事をくどくど繰り返すだけ。

結局、私は日本政府にVISAを貰えるのか貰えないのか、もわからないまま

入国管理局を後にしました。

 

私としては、母が突然若返ることもないわけだし、これからますます手がかかるばかりなので

出来れば3年とか5年のビザが欲しい所でしたが、そのお兄さんが

「とりあえず1年の申請をしてみましょう」と言うので、それに従ったと言うか・・・

まあそういう物なのかな?と思ってしまったワ

 

入管は4時で閉まるのだけれど、このお兄さん4時過ぎてもまだ喋ってたし

(私はアメリカ風の「4時で閉まる=3:45には閉まったも同然」サービスに

慣れていたので驚いた)

その後、バスの時刻表まで調べてくれて(壁に貼ってある)

私に何時のバスがありますよとか教えてくれて。。 凄い感動!

こんなに親切なんだからきっと私のVISAも出るに違いない、と少しほっとした。

 

 

そして私は退院した母を日本に残して、1度アメリカに戻りました。

 

申請してから約1ヶ月後の12月18日に無事にVISAが下りて、実家に法務省から

「在留資格認定証明書」Certificate of Eligibility が届き

それをアメリカの自宅へ郵送してもらって、年明けの1月8日にパスポートと

あらたな写真と共にボストンの領事館へ出かけました。

その場ですぐには処理出来ないそうで、1月12日以降に取りに来るように、との事でした。

再度ボストンの日本領事館へ出向き・・

受け取ったパスポートの1ページ分に「日本国査証」と言う物が堂々と貼り付けられていました。

在留資格は「日本人の配偶者等」

Spouse or Child of Japanese National

発行日が 1/12/16 で 4/12/16 までに日本に入国しない場合は無効になるそうです。

「在留資格認定証明書」は四つ折りにされてホチキスでとめられていました。

(日本に入国した際に=私の場合は成田で=取られる)

 

Place of issue = Boston とかパスポート番号とかと共に

No. (Number) of entries - Single というものがあって

えっ??たったの1回しか入国しちゃいけないのかしら、とビビりますが大丈夫です。

 

2月3日、成田に降り立って、フライトアテンダントとかが通る方に案内されたのですが、

そこがちょっと混んでるとか言う理由で、奥の部屋に通してくれて・・

手際良い日本人のおじさんがさささっと「在留カード」Residence Card なる物を発行してくれます。(ラミネートされたクレジットカードのような物)

(ちなみに、この時同行していた旦那の入国手続きもそこで同時にやってくれました!)

 

そしてその在留カードの裏には自分の住所を記載しなくてはいけないそうなんですが、

それは2週間以内に自分の管轄の役所に行って書いてもらうそうです。

 

後日市役所に行って、そのカードに住所をかいてもらったのは良いんだけど・・・

その時になんと「国民健康保険 被保険者証」までくれて、びっくり!

(もちろん世帯主である母の所に保険料の請求がいくわけだけれど・・)

 

私、市役所の人に言いました。「保険は要りません」って。

でも言われました=無保険と言うケースはあり得ないんです、と。

そうよね。。これこそオバマさんがまさにやろうとしていた事

日本人だったら全員健康保険があるんだった!凄いー。

 

しかし。。。私が病気で倒れては大変なので、この保険証は有り難くいただきましたが

使う事はありませんように、と願うばかり。

この時に「住民票コード」と言う、番号が書かれたものももらいました。

東京都には全く税金払ってないので何だか申し訳ない気分・・

ってか、税金も払わなきゃいけなくなるのかな?!

そういえば、在留カードには「就労制限なし」=どんな仕事に就いても良いですよ、って事らしいので、日本で働いて税金収める、って選択もあり得る。

(でも私にはすでに20年以上勤めているとても大切な仕事があります・・)

そして、とりあえずこのカードは2017年の2月3日までしか有効じゃないです。

もっと長く欲しい場合はまた、あの色々な書類を提出しなくてはいけないんだと思う。

成田を発って、アメリカに戻る時には「みなし再入国による出国を希望します」って

とこにチェック印を入れた

外国人の再入国用の紙を書いて、その半分がホチキスでパスポートに止められている状態。

 

しかも、最初に入ってきた時に書いたいつものピンクの、観光用の半券もホチキスで

止められているから、何だかとても分厚いパスポートになってる。

こっちのピンクの半券は、ビザが切れて、最後に観光客として日本を出国する時に取られるそうです。

さてさて

この「VISAを取らなくては」と思って行動し始めた時に

日本ダサいとか、早く二重国籍認めてよ、とか色々文句言ったけど・・

 

やっぱりこの素早さで対処してくれる国って絶対に他にはないと思うので

(さっきも友達が言ってたけど、グリーンカードの更新、面接とかはすぐ終わるのに

カードが手元に届くのに1年もかかったって)

私個人の意見としては、やっぱ取って正解=市民権。

 

英語なんか多少喋れなくてもへっちゃら!

あらあなた、ご主人がここの人なの? だったらあなたも必要よね、と

快く受け入れてくれるアメリカと

自分の都合で一度は出ても、あ、戻ってくるんですね?

はい、大丈夫ですよ〜、ちょっと時間かかりますけどね、と言いつつ

ものすごい手際の良さとスピードで物事を処理してくれる日本。

 

どちらの国にもほんと感謝です。


 

February, 2016

 

(ま、これからもまた文句は言うかもしれないけど)