
雷桜 / 2010年日
母の愛を知らず、心の病にかかった徳川将軍・秀斉の十七男、清水斉道。その心は閉ざされ、笑わぬ斉道は、家臣たちに刃を向けるばかりだった。そんなを動向を案じた瀬田助次郎は、自分の故郷である瀬田村へ静養と斉道を連れ出す。助次郎の故郷・瀬田村には天狗が出ると村人たちは噂していた。その山の奥へは誰も足を踏み入れようとしなかったが、斉道は好奇心から瀬田山へ馬を走らせる。中腹にある落雷に打たれたイチョウの木の下で、斉道は山の中を自由奔放に生きる雷と出会う。
主演の岡田将生も蒼井優も好きな俳優さんだったので、公開を楽しみにしていました。予告編も美しい映像が広がって、運命の出会い!許されない恋!みたいな所が前面に出ていて、近年稀に見る?超ラブストーリーかなと。ふたを開けて見れば…予想通りの少女マンガチックな作品でした。こういう作品、好きか嫌いかと言ったら、結構好きかも!?でも、むしろもっとベタであって欲しかったかなぁ二人の恋物語中心でもいいくらいな…斉道を中心としたドロドロした策略みたいなのとか、いらない!みたいな…
清水斉道を演じるは岡田将生。殿のご乱心!といえば、最近は稲垣五郎の怪演が記憶に残るのですが、彼もまた当てないどころのない怒りを人間にぶつけます。将軍家に生まれ、自分の運命に逆らえないといったような背景で描かれる人物、多いですね。自由に生きられぬ、生まれた瞬間から、自分がどう生きるべきか決まってたら、ちょっと道をはずしたくなっちゃうかも。ましてや、母親からの愛情も受けず…周りのものは、まるで腫れ物に触るよう…なんて、本当に悲しいと思う。そんな斉道が出会った雷は、彼にとって羨ましくも眩しい存在。斉道でなくても、惹かれちゃうでしょ!
蒼井優演じる雷…「狼少女ジェーン」みたいな感じでした。もしくは、「もののけ姫」。役作りに「もののけ姫」の影響、かなりあると思います。幼いころに親元から誘拐され、人里離れた場所で、育った雷。世の中のことは、すべて父が教えてくれた。村人は自分を怖がり、誰も近づかない。そして、雷もまた、誰も近づけようとしなかった。そんな雷の前に現れた斉道。最初こそ、自分に向かって刃を向けたものの、なぜだか心を許す事ができた。ふたりで過ごす時間は、今ままで味わったことのない、かけがえのない時間となるのだが、それもまた自分の運命と共に大きな局面を迎える。
こういう作品って、好き嫌いがはっきりすると思います。先がわかり過ぎちゃって、あまり興味を持てずに途中で飽きてしまったり…今回、私の場合は、時代背景こそ徳川の時代だけれど、結局は若手主演の青春もの♪として受け入れました。なので、二人を中心に映し出される、さわやかな菜の花畑のシーンとか、海辺のシーンとか、メルヘンな部分はすごくよかったんです。悲恋な感じとか。でも、途中からいろんな権力争いとか絡んできて、だんだん心が痛くなってきました。苦手なんですよね…血を血で洗うような、こういう殺し合いとかって。池畑慎之介演じる田所文之進が出てきた瞬間、気持ち悪!!とか、思ったりして。
もうひとつ欲を言えば、タイトルの「雷桜」がもっともっと神々しくいて欲しかった。それから、個人的には小出恵介がよかったです。そして、原作を未読っていうのも、よかったのかもしれません。
監督 廣木隆一
製作総指揮 -
原作 宇江佐真理
音楽 大橋好規
脚本 田中幸子 、加藤正人
出演 岡田将生、蒼井優、小出恵介、柄本明、時任三郎、宮崎美子、柄本佑、大杉漣、ベンガル、池畑慎之介、坂東三津五郎
上映時間 133分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id336592/
製作総指揮 -
原作 宇江佐真理
音楽 大橋好規
脚本 田中幸子 、加藤正人
出演 岡田将生、蒼井優、小出恵介、柄本明、時任三郎、宮崎美子、柄本佑、大杉漣、ベンガル、池畑慎之介、坂東三津五郎
上映時間 133分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id336592/