悪人 上下 ~吉田修一~
~あらすじ(上)~九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か―。 ~あらすじ(下)~馬込光代は双子の妹と佐賀市内のアパートに住んでいた。携帯サイトで出会った清水祐一と男女の関係になり、殺人を告白される。彼女は自首しようとする祐一を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か?毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した傑作長編。 映画も見ていましたが、小説のほうも読んでみました。「正直に言うけど、笑わんでよ」「私、本気でメール送ったとよ。他の人はただの暇つぶしで、あんなことするとかもしれんけど、・・・私、本気で誰かと出会いたかったと。ダサいやろ?そんなの、寂しすぎるやろ?」ここがすごく切なかったなぁ。冬の灯台の景色とラストシーンが目の前に浮かぶようでした。面白かった!