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パンが焼き上がるとうさぎさんがやってくるのだ breadconfiblogのブログ

パンを作る、ただそれだけだけれども、やりたいことやらなければならないことは沢山あります。それをひとつひとつ叶えていこうと思います。本や映画もそのひとつ。うさぎさんを可愛がることは、ボートを漕ぎ出すように僕を押しすすめてくれることなのです。

KAZZ.M氏は千葉を拠点として活躍している
シンガーソングライターである。

オリジナルアルバムはもちろんのこと
ライブハウスでの活動、最近でもその
独自なサウンドを買われ、有名
アーティストのアコギを録音。
自らの仕事に新たなページを追加する
こととなった。

そんなアコギ技術のおおもととなった
アルバムを譲っていただいた。


どのアルバムも音楽性豊かで
聴き応えのあるものばかりである。


音楽誌の編集長を務めた故中村とうよう氏が
生涯ただ一度、満点をつけたという
岡林信康「街は素敵なカーニバル」(リマスタリング版)
は「フォークの神様」のその後を知ると言う点でも
とても興味深い。

何を歌いたくなったのか。

神と崇められた男がその立ち位置に嫌気がさし
俗世間から遠ざかり、帰ってきた。

そこに見える景色は以前とは異なるものであろうことは
誰にも容易に理解されることである。

音楽のありとあらゆる形態を聴いてきた中村とうよう氏が
求めていた「音楽という器に盛られて、強い輝きと香気を放つ何もの」かを
備え持っていたことは疑いの余地が無い。

つい先だってもクラシックの紹介番組「バロック音楽の楽しみ」
の解説者、皆川達夫氏が高齢のためと体調に異変を感じることがあると
のことで最終回を突然宣言した。訃報を聞いたのはその後ひと月も
あったであろうか。

ある音楽誌のインタビューで皆川氏はこう語ったそうだ。

「音楽だって、いい演奏を聴くことも大事だけど、
下手でも自分でムジツィーレンする(音楽をする)
 喜びを一番大切にしたい」と。

誰も神になどなる必要はない。


そんな立ち位置に祭り上げられたならば
ただちにそれを放棄すれば良い。

それを実践したのが岡林信康という
歌歌いなのだと思う。


誰も神などになる必要など微塵も無い。

「レノンが云ってた 人生は 変わる所に 意味がある」
そんな歌がどこからともなく聞こえたような気がする。

KAZZ.Mさん、珠玉のライブラリー
ありがとうございました。