私の父は
内孫の兄の子をそれはそれは可愛がり、
私の母は内孫はお嫁さんに気兼ねするからと
私の長女を可愛がってくれました。
私が次女を出産するために入院した時は
長女を実家に預けたこともあり、
(同居の義母はまだ働いていた)
長女もおばあちゃんに懐いてたから
あの家の跡地に
長女夫婦がひ孫まで連れて
住んでくれることを
母はとても喜んでくれるはず。
だからあの古い古い実家を
壊すのは前向きな話しだし、
それを勧めてくれた兄にも
そこに住むと決めてくれた婿さんにも
感謝しかないのだけれど、
さびしいものはさびしい。
いちばん前向きでいるはずの長女が
一緒にお別れを言いに行ってくれたのだけれど
最後に鍵を閉めるとき
「さびしいね、さびしいね」と
言ってくれたのが唯一の救いでした。
娘にとっても
大好きだったおばあちゃんの家。
春と秋には薔薇が咲いて
切って学校に持って行かせてくれた。
春先にはスノードロップが咲き
夏には紫陽花
秋には金柑とドングリ
冬には南天の赤い実。
狭い狭い庭だったけれど
池を作って水浴びをしたこともありました。
さようなら さようなら
私と私の家族を
長い間守ってくれて、
つないでくれていた大切な家。
工事が始まったら
もう一度見に行こうと思っています。
きっと、また泣くなぁ。
60過ぎのオバハンが泣くのはみっともないけど
それが私の役目だと思うから。
