小野寺史宜著『日比野豆腐店』。
東京の町中にひっそりと佇む「日比野豆腐店」。
店主の清道を亡くした日比野家は、厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。
夫と息子亡き後、頑張って豆腐を作る日比野初。
初の息子、清道の妻は、会社勤めを辞めて豆腐店を続ける事に。
そんな祖母と母の力になりたいと思う、高校生の令哉が決めた将来。
そして日比野家を見守る猫の福とある人物。
それぞれの立場で色々考えさせられました。
いやぁ、本当に良いストーリーでした。
こんなふうに日常の一コマを何気なく描けるのは、さすが小野寺さんだなと感じました。
小野寺さんの作品には荒川沿いがよく登場するので、その辺りに縁がある人は、より一層楽しめると思う。
本当にそこにこの豆腐店もあるような気がしてくる。
それくらい、生き生きと描かれているってことなのかな。
この作品を読んでいると、きちんとした豆腐が食べたくてたまらなくなり、山の方へ久しぶりにお豆腐を買いに行きました。
高めなんだけど、大豆がダイレクトに感じられて美味しかった!
がんもどきも買いました。