小野寺史宜著『奇跡集』。
朝の満員電車に居合わせた人々の、ほんの少しの出来事が個々にとっての奇跡となってしまったお話。
竜を放つ
情を放つ
銃を放つ
今日を放つ
ニューを放つ
業を放つ
空を放つ
7人の物語。
好きだったのは一番最初の「竜を放つ」。
大学の講義で、テストを受けなければ単位を落としてしまうというのに、通学時の満員電車の中で腹痛に耐える男子学生におきた、結果オーライの微笑ましい奇跡。
毎日が奇跡の連続なのかな。
こういう何でもない日常を書かせたらうまい。
久しぶりの小野寺さん、やっぱ好きだなぁ。