一穂ミチ著『光のとこにいてね』。


父親が医者で裕福な家庭で育つが、母親との関係が上手く行っていない結珠。

古い団地で貧しい生活をし、変わり者の母娘と噂され、友達のいない果遠。

小学生の二人、高校生の二人、そして大人になった二人の出会いと別れの繰り返し。

結珠視点、果遠視点で物語が進行していくのが好きでした。


ここから先はネタバレ含みますので、未読の方は読まないでくださいね。


印象に残った言葉。

捨てるのはいつも弱いほう

果遠の母親も、結珠の母親も、身勝手で最低だけど、弱いから娘を遠ざけたのか?

そして果遠も結珠より弱かった…ということ?


第三章の途中までは夢中で読みましたが、結珠の母親に会いに行った辺りから、結末までがあまりに雑に描かれていて、とてもがっかりしました。

果遠の出した答えに全く共感できなかった。

少し深堀りして、結珠の弟の直が感じたことそのままが二人の真実だとしたら?

果遠が選んだ行動はなんとなく分かる気もしました。

にしても、やはり第三章の途中からの雑さは拭えません。

睡眠薬で物語を押し通しても良いのか?

違うなぁ。。。