桂望実著『残された人が編む物語』。


世の中にはたくさんの行方不明者がいる。

民間で請け負ってくれる行方不明者捜索協会に依頼する人達のそれぞれの物語。


幼い頃から乱暴者だった弟。

学生の頃のバンド仲間。

ある日仕事に行ったまま失踪した夫。

若い頃お世話になった会社の社長。

幼い頃、友人の結婚式に出席すると上京し帰らなかった母。


捜索してもらった結果は悲しいものだったけど、会わなかった空白の期間を埋めるべく、関わりのあった人に確認作業をしていくうちに、だんだんとその死を受け入れていけるようになる。


じんわりと心に沁みるような物語でした。