夏川草介著『スピノザの診察室』。


雄町哲郎は、若くして亡くなった妹の子供を育てるために大学病院を去り、時間の融通のきく地域病院に勤務している。

終末期を迎えた患者の看取りや往診までこなす哲郎は、大学病院では将来を嘱望された凄腕の医師だった。


静かなストーリーなのですが、何度かグッとくる場面がありました。

自分の最期がそろそろだと分かっていて、それでも幸せに過ごす事ができるのか?

そのヒントが本書にはあると思います。

そして、こんな哲郎のような医師に巡り会えたら患者は幸せだなと感じました。


週1で原田病院にやってくる南先生とのその後の展開を知りたいので、ぜひとも続編を書いてほしいです。


意外にも夏川草介さんは本書が初読みでした。

他の作品も読んでみたいと思います。