津村記久子著『水車小屋のネネ』。


短大への入学金を母に使い込まれた理佐。

10歳下の妹の律は母の男から家を締め出され、二人で生きていく事を決心。

蕎麦屋で働きながら、ヨウムの世話をし、妹の律を小学校に通わせる毎日。

蕎麦屋の守さんと浪子さん。

画家の杉子さん、律の担任の藤沢先生達に支えられた姉妹の40年。

その姉妹の傍らにはいつもヨウムのネネがいてくれた。


読みながらずっとずっとせつなかった。

しっかりせざるをえなかった理佐と、とても賢い律を抱きしめたくなった。

この姉妹の周囲の人達が本当に優しくて。

藤沢先生、かっこよかったなぁ。

そしてネネも最高に面白くて大好き。

姉妹が受けたたくさんの恩を次の誰かに…というのもすごく良かった。

人ってそうやって生きていくんだよね。


津村さんにしてはかなりの長編でしたが、最後までしっかり読みました。

さすが本屋大賞ノミネート作品です。