砥上裕將著『一線の湖』。
『線は、僕を描く』の続編。
大学3年になった青山霜介は、水墨の世界で生きるのか、別の世界で生きるのか悩んでいた。
そんな時、兄弟子に変わり、小学一年生に水墨画を教えることになった。
その小学校は、生前、霜介の母が働いていた学校。
現状に思い悩む霜介だが、子供たちと触れ合う事で、自分自身と向き合うようになる。
霜介が両親の死と向き合えたこと。
一緒の温度で悲しんでくれる人がいてくれて良かった。
まだ若いからこれからどんな人生を歩んでいくのか楽しみだなぁ。
心に残った霜介の言葉。
思いを伝えられるとき、伝えなければ、その機会は永遠に失われてしまう。失われてしまった後、どんなに呼びかけてもそれは二度と帰ってこない。
親しい人を亡くした霜介ならではの感情でした。
ブロ友さんの間では本書二作目が評判良かったのですが、私はなぜか?一作目の方が好きでした。
続編に期待したいです。