角田光代著『タラント』。
香川出身のみのりは、東京で夫と2人暮らし。
学生時代にボランティアのサークルに所属していたが、ある事がきっかけで距離を置いていた。
一方、みのりの祖父は戦争で片足を失っているのだが、みのりが学生の頃、たびたび上京し友人に会っていた。
その祖父の元に、定期的に東京から手紙が届いている事を知ったみのりは、甥っ子と共にその手紙の主と祖父との関係を探っていく。
そうして、祖父の意外な過去を知ることとなる。
この祖父の物語は、ほんの少ししかないんだけど、あまりに不憫で。
感情を殺すしかなかっただなんて。
でも戦時中はたくさんの人がそうだったんだろうな。
最後、悲しかったなぁ。
パラリンピック、見せてあげたかったなぁ。
なんだか色んな感情が湧いてきた1冊でした。