寺地はるな著『カレーの時間』。
一人暮らしの祖父と同居する事になった桐矢。
祖父は3人の娘達がまだ幼い頃に離婚。
昔気質の昭和な祖父に、3人の娘達はあきれはてていて、親子の溝はなかなか埋まらない。
だが、祖父にもきちんと我が子への愛情はあったのだ。
この祖父の生い立ちには同情してしまう。
戦争で親がいないから、愛し方も愛され方も知らずに育ってしまった。
だから、妻や娘達にもどう愛情を示していいのか分からない。
そんな祖父だけど、孫の桐矢と同居し、一緒に大好きなカレーを食べながら、少しずつ変わっていく。
やっと祖父の本音が見え始めてきたのに…。
もうちょっと楽しく桐矢と過ごさせたかったなぁ。
作中に出てくるカレーがどれも美味しそうで、食べたくなりました。