河﨑秋子著『肉弾』。


大学を休学中の貴美也は、父親に反発しながらも強引に誘われ北海道で鹿狩りをする羽目になった。

普段から全てにおいて豪快で自分勝手な父親だったが、鹿狩りと言いつつ、本当の目的は熊だったのだ。

だが、あえなく熊の襲撃を受け、貴美也の目の前で熊に食われ絶命する。

絶望していた貴美也の前に現れた野犬の群れ。

貴美也は共に、熊を倒すことを決めた。


生きている意味を見出せてない貴美也が、父の残酷な死に様を見た事と、元ペットであったであろう犬達との出会いで、こんなにも強気になれるのかと驚いた。

グロテスクな描写も多かったけど、読む手を止められなかった。


河﨑さん、独特の世界観だなぁ。

くせになっています。