洋服屋部分やっとオープン | ブラジル発 セクシー&キュートな洋服屋の生活裏話 (格安ネットショップもオープン ダンスファッション サルサ ナイトクラブに!)

洋服屋部分やっとオープン

2003年内中にお店をオープンさせる予定だったが、結局内装に手間取り年明けの2004年1月19日になんとか洋服屋部分だけ先にオープンする事にした。というのも、サロンの方は美容師も未定だったし、椅子やシャンプー台を買うお金もなかったからだ。

売り子の女の子もかわいくて純朴そうな人を紹介してもらった。とはいえ、彼女も面接に彼氏と一緒に来て、彼女の代わりに彼氏がいろいろと質問するのには閉口したが。。。

お店で売るための洋服は思ったよりも十分にあって、なんとか洋服屋の体裁を保てるくらいの陳列はできた。というのも、前々から日本へ販売するために購入していた地元のメーカーから季節遅れの売れ残りを格安で販売したいという申し入れがあったからだった。このメーカーは、手の込んだ装飾が売りで、日本人にもなかなか好評だった。

うちの人は、相手が可愛そうになるくらい値切りまくる。今回は、大量仕入れということで、原価ぎりぎり位まで値引してもらった。現金のないわたし達なので支払いは、いつものようにクレジットカード。このお店はクレジットカードの機械がなく、マニュアル式で今回いつになく待たされた。

ようやく支払いも終わり、嬉々として家に帰って戦利品の数々を日本向けに販売できるものとそうでないものに分け、クレジットカードの支払いまでになんとか原価を取り戻そうとオークション出品の準備に追われたものだ。その甲斐あって、売れ線の品物はガンガン売れて行き次月のカード代金の引き落とし日にはなんとか間に合った。という訳で、お店に並んだのは言ってみれば売れ残りの売れ残りだったけれど、「枯れ木も山の賑わい」というごとく、既にペイしている品物だから売れても売れなくてもあるだけで華やかではあった。

話は変わるが、最近のブラジルでは移って来た当初に比べると、クレジットカード払いのできるお店が俄然増えている。きちんとクレジットカードマシーンがあるお店は安心だけど、未だにマニュアル式の所も少なくない。ブラジルでは各種犯罪が多いから、マニュアル式で支払った場合は、必ずカーボンは家に持ち返って焼却していた。また、クレジットカードの使用履歴も頻繁にネットでチェックしていた。

ところが、ある日のこと予期していた事が起こった。

クレジットカードの履歴に見覚えのない支払いがずらりと並んでいる。
「ピザ」「ピザ」「ピザ」。。。


はっきりいってわたしはゴイアニアのピザが嫌いである。不味いのだ。それはいいとして、現金のないわたしは「大丈夫かな~?」と思うようなお店でもクレジットカードを使用していたから「カード情報を盗まれた」のだ。というのも、クレジットカード自体はちゃんと手元にある。

カード会社の被害連絡用の電話番号を調べて即刻日本に国際電話した。日本時間は深夜だったが、24時間サポートしている。電話に出た男性は、学生アルバイトといった感じで眠そうな応対だったが、わたしがブラジルから電話をしていることを知るとちょっぴり興奮しているようだった。取り敢えず、使用されたカードを無効にしてもらい、後はカード会社からの連絡を待つ事になった。

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