妊娠4ヶ月いちにちめ。
アプリ『トツキトオカ』ではお祝いの画像がプレゼントされた。
まだ妊娠初期であり、流産の恐れが全くなくなった訳ではない。
しかし書籍によっては妊娠報告の良いタイミングである、なんて書かれていて、そういうものかと首をかしげる。

妊娠4週目から始まったつわりは、まさか今日からなくなるのかと期待したが未だ胸の浅いところでぐるぐる回っている。
軽くなるどころか今が一番つらい。
食べるもの食べるもの吐いてしまうので、病棟のトイレを一番使っているんじゃないかと思うくらい。
昼ごはん、というか午前から夜にかけてのおやつを病院地下のコンビニでさがすのだけど、最近は食べたいものがすっかりなくなってしまった。
仕方なく小さいヨーグルトだとか、フルーツカットを食べるのだけど、タンパク質はおそらく全然足りていない。

つわりで困るのは第一に仕事。
第二に勉強。
つまり、仕事とその遅れだ。
病院で一番下っ端の医師である私は、妊娠発覚前までは一般的な成長速度であったと思う。
志望科の書籍を集め、回っている科の勉強をし、1日に何回かはup to dateで確認。
入院の方針を決め、退院時期を提案し、外来初診をみた。
情報提供を他院へ求め、予後の厳しいベッドサイドムンテラをし、患者さんの死にずっと泣いた。
一般的な医師が成長していく過程を、少なくとも歩んでいるつもりだった。
それが今や、必要最小限。
自分の大嫌いな省エネ医師ど真ん中となっていた。
ため息をつくが、自分で望んだことであるので仕方ない。
今はおなかの中でこども1人育てるので、いっぱいいっぱいなのだ。

昼間っから当直室で寝ている女医がいても、妊娠しているかな、と優しい気持ちになっていただきたい。