意志を継ぐもの | 部屋とYシャツとドルフィードリーム+(プラス)

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ボークスのドルフィードリームを中心に、色々な事をつぶやいたり、つぶやかなかったりする適当なブログですw

一度だけでも、覗いて頂ければ幸いです。
ドールブログと言いながら、最近は他の話題も取り上げたりしますけどね(笑)。


仮面ライダー2号(以下2号)「なあ本郷」

仮面ライダー1号(以下1号)「どうした一文字?」

2号「俺達、もう何年戦い続けてきたのかな」
1号「そうだな、ショッカーに拉致されて、改造人間にされてから早50年…振り返れば、あっという間だった」

「立花のおやっさんや、滝、少年仮面ライダー隊の皆に支えられ、人類の自由と平和を守る為にお前と二人、ずっと戦ってきた」

2号「ああ、そうだ…だがな本郷、俺達や風見、結城に敬介、アマゾン、茂…後輩ライダー達とも力を合わせ、世界を守ってきたが、悪が滅ぶどころか更に強力な敵が現れ、人類に対する脅威は無くならない」

1号「…」

2号「今は俺達がいるから良いさ、だが、もしも俺達が倒れたら、誰が世界を守るんだ?もっと言えば、この世から全ての悪を根絶できるのか?俺には、そんな事は不可能にしか思えない」

1号「そうだな一文字、結論から言わせて貰えば、俺も悪を根絶する事など不可能だと思う」

2号「!」

1号「もっと言えば、人類がいる限り悪は存在し続けるのかも知れない」
1号「だがな、だからと言って俺達が諦める訳にはいかない、諦めてしまったら、この世は本当の闇に閉ざされてしまう」

「それと、お前は俺達が倒れたら、誰が世界を守るんだと言ったな」

2号「ああ」

1号「もし俺達が倒れたとしても、その時には…俺達の戦いを見ていたかつての少年達が、俺達の意志を継いで、戦ってくれるさ」
2号「俺達の意志を継ぐ者か…そうだな、俺達の戦いは無意味じゃない、俺達は後に続く連中の為に道を切り開いてきた」

「たとえどんな強大な悪が現れても、俺達の意志を受け継ぎ、戦う連中が必ず現れる」
2号「すまん本郷、俺はどうやら思い違いをしていた様だ…たとえ俺達が倒れたとしても、その意志は受け継がれ、いつか平和を勝ち取る日がやってくる」

1号「そうだ、全ての人々の心の中に、仮面ライダーがいる限り、正義は死なん」
セイバー「そうですよ、貴方達が大切に守ってきた世界は、俺達がこれからも守っていきます」

ブレイズ「僕達が皆さんの思いを受け継いで、次の世代にバトンを繋いでいきます」
セイバー「だから、これからも色々な事を俺達に教えて下さい、先輩方」

コツッ

2号「そうだな、とりあえず日本の平和は任せたぜ、後輩ども」

ブレイズ「はい、皆さんの守り抜いた世界を、決して悪の手には渡しません」
1号「俺達の背負ってきた物は重い…だが、君達ならその重き荷を託す事が出来る」

1号「これからの世界の主役は君達だ、しっかり頼んだぞ」

セイバー「はい、絶対にこの世界を守り抜いてみせると、約束します!」

1号「うむ」

〈あとがき〉
今から50年前の4月3日、異形のヒーロー「仮面ライダー」が誕生しました。

自らの肉体を改造された哀しみを仮面の内に秘め、ショッカーを始めとする悪の組織と戦い、平和を守ってきた、正義のヒーロー。

私のヒーロー好きは、仮面ライダーから始まりました。

彼らから色んな事を教わり、時には心を救われる事もありました。

仮面ライダー50周年をお祝いしたくて、今回こういった記事を書かせて頂きました。

最後に一言、「仮面ライダー、いつも僕達の側に居てくれてありがとう、そして50周年おめでとう、これからも大好きだよ」

かつて少年だった者から、感謝の気持ちを込めて。