短期集中連載(お試し版) | 部屋とYシャツとドルフィードリーム+(プラス)

部屋とYシャツとドルフィードリーム+(プラス)

ボークスのドルフィードリームを中心に、色々な事をつぶやいたり、つぶやかなかったりする適当なブログですw

一度だけでも、覗いて頂ければ幸いです。
ドールブログと言いながら、最近は他の話題も取り上げたりしますけどね(笑)。

ラブライブ!サンシャイン!!ビルドライバーズ第一話  「どっちもやりたい!」

静岡県・内浦。

海に面した静かな田舎町である。

この小さな町に住む一人の少女から、物語は始まる。

高海 千歌 16歳。
浦の星女学院に通う、高校生である。

彼女は今、とてつもなく大きな悩みを抱えていた。

それは、彼女の通う浦の星女学院が、一年後の春に沼津の高校と統合され、廃校になるという物だった。

廃校を阻止したいという思いとは裏腹に、どうすれば学校を救えるのか、考えれば考えるほど気持ちばかりが空回りする。

沼津の駅前で学校の窮状を訴えるビラを配ったり、近隣の中学校の生徒を勧誘したりと、色々やってはみた物の、周りの反応は芳しくないものばかり。

「どうすれば、皆が浦の星女学院に来てくれるんだろう・・・そうだ!」

千歌には大好きな物が二つあった。

一つはスクールアイドル・μ's(ミューズ)、もう一つはガンプラバトル。

「この二つを合体させれば、ひょっとしたら!」

考えがまとまれば、千歌の行動は速い。

早速、クラスメイト兼幼なじみの渡辺 いっけい曜、そしてついこの間転校してきた友人であり、同じくクラスメイトの桜内 梨子に相談を持ちかけてみる。

「と言う訳で、曜ちゃん梨子ちゃん、私に力を貸して欲しいの!」

「スクールアイドルでラブライブ優勝を目指しながら、ガンプラバトルでも優勝・・・そんなに上手く行くかな?」

千歌の提案に対する曜の疑問はもっともである。

現実的に考えて、この二つを両立するのは、かなり難しい。

というか、この二つの趣旨が異なる大会は開催時期も近く、どちらにも参加するのは不可能に近い。

「私も曜ちゃんの言う通りだと思う、どちらか一つならともかく、どっちも優勝なんて無理だよ」

梨子も曜と同じ意見らしく、やんわりと千歌に釘をさす。

しかし・・・

「無理だからやるんだよ!スクールアイドルが、ガンプラバトルをするなんて、とびっきり話題になる話じゃない!!ひょっとしたら地元の新聞とかTVが取り上げてくれるかもだし、そうなれば浦の星女学院に興味を持ってくれる人が出てくるよ、きっと!」

千歌も負けてはいない。

一度決めた事は絶対に曲げない、そんな芯の強さを彼女は持っていた。

「千歌ちゃん、本気でやるの?」

「もちろん本気だよ!」

「はあ・・・昔っからそうだよね、一度決めたら絶対にやるって聞かないんだもん、判った、私も協力するよ!幼なじみの頼みだしね♪」

曜は苦笑を浮かべつつ、千歌の手を取る。

「曜ちゃん、良いの?」

「クスッ、力を貸してって言ったのは千歌ちゃんじゃん」

「曜ちゃ~ん!」

ぎゅっ。

千歌は嬉しさのあまり、力いっぱい曜を抱きしめる。

「わわっ、千歌ちゃん」

「えへへ、ありがとう曜ちゃん」

曜に感謝の言葉をのべつつ、千歌は梨子の方を見やる。

(これって、私も力を貸さなきゃダメな流れなんじゃ・・・あああ千歌ちゃん、そんなキラキラした目で私を見ないで)

千歌の目が「梨子ちゃんも力を貸してくれるよね!」という様な輝きを放って、梨子を見つめてくる。

どうも梨子はこの千歌の目の輝きに弱い。

少しの沈黙の後、梨子は観念した様に千歌の方へと向き直る。

「判った、私も千歌ちゃんに協力するわ」

「梨子ちゃ~ん♪」

ぎゅうう。

よほど嬉しかったのか、曜の時よりも強い力で、千歌は梨子を抱きしめる。

「ありがとう梨子ちゃん、大好きだよ♪」

「え?ち、千歌ちゃん・・・」

たちまち梨子の顔が真っ赤に染まる。

「梨子ちゃん、梨子ちゃん♪」

すりすり

「もう、くすぐったいよ千歌ちゃん」

「えへへ」

その様子を面白くなさそうな顔で見つめる曜。

「私には大好きなんて言わなかったのに・・・梨子ちゃんズルい!」

「え、ズルいって言われても・・・千歌ちゃん、少し離れて」

「なんで?」

「いや、曜ちゃんが嫉妬にあふれた目でこっち見てるし」

「あ、そうか」

ててっ。

ぎゅうう。

「ふえ?千歌ちゃん?」

「曜ちゃんも大大大好きだよ♪」

(千歌ちゃん、可愛い~!よし決めた!!私、大人になったら千歌ちゃんをお嫁さんにする!)

何故か勝手に、千歌を自分の嫁にすると決心する曜であった。

何はともあれ、千歌・曜・梨子の三人は学校を救う為に、スクールアイドルとガンプラバトルの世界へと足を踏み入れるのだった。

〈第一話「どっちもやりたい!」 完〉

追記:何か、ウソ企画として作ったのに、何故かネタが沸いてきてしまいました(笑)。

あくまでもお試し版ですが、「続きが読みたい」とか言われると、調子に乗って書くかも知れませんwww

その内、Aquorsの面々が使うガンプラの設定も作ろうかと思います。

あと、前回のウソ企画時からタイトルを変えました。

どうにも語呂が悪い感じがしたので(^_^;)



ミドタロスさんがご自分のブログで、ダブルオーダイバーにOOクアンタのGNソードとシールドを装備しているのを見て、ダブルオー セブンソード/GからGNバスターソードなどを借りて、装備してみました。

GNドライブはダブルオーの物に換装して、シールドやライフルをマウントしています。

これはこれでカッコいいかも。

では!