今回は、私が住宅営業の新人だった頃の話をさせていただきます。

当時、53歳のベテラン営業マン、Kさんという方がいました。

Kさんはその会社で10年以上も勤務しており、

これは当時の環境では非常に珍しいことでした。

なぜなら、普通は2~3か月で退職する人が多く、

それが当たり前のような職場だったからです。

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Kさんの苦悩と居眠り

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Kさんは、営業成績が良くなかったため、

しばしば40代の課長に長時間説教されることがありました。

 

課長は、「Kさん、あんたは10年以上のベテランなのに、頭はこうか!」と、

ジェスチャーを交えながら、

まるで頭がパーだと指摘するような仕草で叱責していました。

 

しかし、Kさんが抱えていた問題は成績だけではありませんでした。

彼は、しょっちゅう居眠りをしてしまうのです。

 

年齢的にも、メンタル的にも、この過酷な営業職がきつかったのかもしれません。

当時の営業環境は、成績が悪ければ残業が無制限で、本当に過酷なものでした。

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居眠りのエピソード

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私が新人だった頃、Kさんが同行してくれることがありましたが、

それが本当に恐ろしかったのを覚えています。

なぜなら、Kさんは車を運転中に、赤信号になる度に居眠りをしてしまうのです。

あまりにも危険なので、私が運転を代わると、

彼は助手席に座った瞬間、椅子を倒してすぐに眠り始めました

 

会議中も、課長が怒っている最中に下を向いて落ち込んでいるように見えた彼は、

実は居眠りをしていたのです。

 

また、アポの電話中にも寝てしまうことがあり、

「株式会社●●●のKです~・・・」と、

電話の相手も驚いたことでしょう。

 

今思えば、Kさんの居眠りは体力的な問題だけではなく、

メンタル的に追い詰められていた結果、

一種の病気のようなものだったのかもしれません。

 

あれから20年が経ち、Kさんも70代になっているはずですが、

元気でやっているのだろうかと時々思い出します。

 

 

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