決して巧いアーティストが
いいアーティストではない







アーティストの好みってのは
ラーメン屋の好み並みに難しい。



正統派ロックが好きな人がいれば
サイケが好きな人もいる。


AKBが好きな人も入れば
ジャニーズが好きな人もいる。



本当に難しい。



でも、いいアーティストって
売れてるからいいアーティストではないこと
みんなも気がついてたりするよね。



ファンだったら売れてようが売れてまいがあんまり関係ない。



結局さ、世間がどんな判断を下そうと
自分が「これだ」って音楽・アーティストが
いいアーティストだってことだよね。



単純だけど
結構これが難しかったりする。
メディアでがんがんかかっていれば
「流行ってるのかな?」って錯覚しちゃうもんな。
うーん、この風潮どうしようもない。




作り手も大変な思いしていると思います。
自分はこれだ!
って思っても結局は自己満足になりかねないため
妥協していることもあるわけさ。



基準となる耳でも持っていなければ
判断は難しい。





話は変わるけど
今回のレコーディングで、
初めて歌っていて泣きそうに
なった曲がありました。



決して音程は良くなく
リズムも不安定な部分が多い。



でも、なんだか今までと違う。



歌い終わったときに今までの楽曲は
「レコーディングしました」って歌い方を
していた。


その曲は
いろんなことを思い出した


作ったときの心境
メンバーのこと
ラジオ局のこと
家族のこと
大切な人達のこと


色んなことを思い出した。



決して巧くはないと思う。



でも、俺はその感じが今までに受けたことがない
何かを感じられたんです。



俺の声は万民にうける声ではない
ことは百も承知です。



でもさ、今回作った作品たちは
メンバーみんなで協力して作った作品だから
聞いてもらいたいんです。



音楽仲間の和尚氏(まさやん)に


「ブレンズの演奏に魂を感じる」


のようなこと言われたんです。

その昔

「お前の唄は何にも感じない」


って彼に言われたっけ。
今はちょっとはかわったかな?



今回のCDにも魂詰まってます。




出来たら絶対に聞いてくださいね。