先週末は、三朝温泉「斉木別館」という、庭園の綺麗なお宿の記事を書きましたが、今日は庭園情報など書いてみたいと思います。

  

うちの親父の趣味の一つは、お庭の手入れ。やり出したらトコトンは、僕と同じで、徹底的なんですよ。だから、徳島の里には、僕がこどもの頃から、分不相応の、立派なお庭があります。どんなかというと・・・。

  

当時徳島では有名な庭師に依頼して、お庭を造成。徳島の風景をテーマとし、徳島の剣山、轟の滝などをあしらい、庭に滝、お池には鯉、橋が2つに、五重塔、各種灯篭があり、背景の植え込みまである、本格的お庭でした。お庭の風景のために、離れの建物まで建てるほど。元宮大工だから、建物を建てるのは、材木さえあればお茶の子さいさい、だからね。名園百選として、雑誌社が写真撮影に来たこともあり、また、近くの川の堤防から見かけた人が、庭の鑑賞に訪ねて来ることもしばしばでした。

  

しかし、自由奔放に育った、男兄弟4人にとっては、そんなお庭も遊び場でしか無かったんですよー。こどものころのかくれんぼに始まり、キャッチボールをするわ、野球をするわ。ガラスを割ったり、枝木を折ったり。一度は、灯篭の先の部分を折ってしまって、えらい怒られたっ!

  

もっと幼い頃は、お池でおぼれて死にかけた事も。弟は、橋の下で浮いているところを発見されたんですよー。でも、ぷかぷか浮いてたらしく、命に別状は無かったようですが。みんな、何度か死に目にあってます。

  

でも、季節が来れば、つつじが咲いたり、もみじが紅葉したり。春はウグイスが鳴いたり、白鷺が飛来したり。お庭がある風景が、当たり前のように育ったこども時代でした。だから、いつしか庭園鑑賞が趣味になり、あっちこっちといろいろ鑑賞して回りました。

  

それで、僕が今までに見に行った庭園を、勝手にランキングして見ますね。

  

第3位!島根県にある、「足立美術館」 の庭園。

  

この美術館は、横山大観のコレクションをはじめ、日本画では日本有数の美術館なのですが、庭園も美術館のテーマの一つで、春夏秋冬、それぞれの季節をテーマにした、素晴らしい庭園の数々です。

足立美術館

  

お庭の景色のために、背景にある遠くの山に滝を造ってしまうほどのこだわり。徹底的ですね。

  

建物には、キャンバス様に繰り抜かれた部分もあり、まさに庭が絵のように見えます。

  

アメリカの「日本の名園」という雑誌によるランキングで、日本の名園ナンバー1として、3年連続で選ばれているらしいです。

  

島根に行かれる機会があったら、是非訪ねてみてください。日本画とともに、圧巻の名園ですよ。

  

「足立美術館」 のホームページは、こちら です。

http://www.adachi-museum.or.jp/

  

第2位!京都の「修学院離宮」 の上離宮。

  

修学院離宮は、宮内庁が管轄する、名園の一つ。17世紀中ごろ、後水尾上皇によって造営されたもので、下離宮、中離宮、上離宮からなる、広大な庭園です。 
  

その中でも、上離宮の隣雲亭からみる景色は、素晴らしいです。京都の山々、街並みを背景として(借景というらしいです)、池と木々、橋などの風景が映えて綺麗です。

修学院離宮

  

参観には、3ヶ月前の1日から始まる、参観申込みをする必要があります。往復はがきか、インターネットでの申し込みになります。ガイドの方が説明してくれながら、1時間20分、約3キロを歩くルートです。土日はすぐ満員になりますから、お早めに申込みを。紅葉の季節が特にお勧めですね。

  

「修学院離宮」 のホームページは、こちら です。

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html

  

  

第1位!京都の「桂離宮」

  

桂離宮は、やはり宮内庁が管轄する名園です。このお庭が、日本最高の究極の庭園だと思います。感動のあまり、4、5回は見に行きました。

桂離宮、松琴亭

  

とにかく、どこから見ても景色が綺麗です。はっとするほど、美しい風景の数々。どの立ち位置からみても綺麗なうえに、同じ立位置から目線を変えても、どの方向も素晴らしい。すべてが計算され尽くしているかのようです。

桂離宮、笑軒亭

  

その上、一つ一つの中身が繊細です。門、道、垣根、石畳、建物の構造、木々の一本一本、そして苔の生え具合にいたるまで、すべてに庭師の魂が込められているようです。

桂離宮、御幸道

  

だから、中に入って歩いていると、マジックにかかったかのような気分になります。感嘆すること間違いなし、です。

  
言葉では言い尽くせないほどの、素晴らしい庭園です。一度は絶対に参観することをお勧めします。

  

参観は、修学院離宮と同様に、宮内庁に参観申込みをする必要があります。ホームページでご確認くださいね。

  

「桂離宮」 のホームページはこちら です。

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html


  

新緑の季節、日本の名園訪問など、いかがですか。

  

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