本日腕が上がらなくて頭を洗うにも手伝ってもらっていたおばあちゃんのケース
腕を上げようとしても力が入らない。筋肉に変な緊張はなく、手の小指の動きがおかしかったので調整したら上がるようになりました。
下記は私の先生の話です。
「KARTE11 歩きがおかしいんですよ。え?親指?なんともないですが?」の巻
「別にどこか痛い訳ではないんですが、何か、思うように歩けないんですよ。」
「運動不足です?」
「それはありますね~。全然会社で座ってばかりやけんですね。」
「昔はスポーツは何をされてました?」
「陸上を高校まで。」
「どういう感じで不都合を感じますか?」
「歩いてて、信号が変わるときに急に小走りしたときに、付いてこないんですよ。」
はは~ん。よくあることだな。でも、それで診てもらいに来るアンタは偉い!
「ちょっと、仰向けになってください。全身神経バランスをチェックしていきま
しょう。」
「はいお願いします。」
神経とは、体のシステムを整えるために存在する。 その昔、解剖しても血管から
は血が出るけども、神経の中には何もないので、何のためにあるのか分からなかっ
たらしい。それで付いた名前が「神の通る経(みち)」
時速400kmで電気が手足から脳まで達するのだ。
神経が正常だと全身の器官は正常に働ける。筋肉にはきちんと力が入るのだ。
神経の働きが悪いと筋肉は力が出せない。
「はい、足の筋肉をチェックしまっせ。私の手に負けないで、力入れて~~。ハイッッ」
「ヌフッ!グウウ~。ダメ!力入らん。
「そうみたいですね。じゃ、これは?ハイッ!」
「ヌフッ!グウウ~。パタッ・・・・ダメです。」
「そうみたいですね~。クスクスッ。そりゃこれっ!」
パタ・・・・。
「ダメ!先生全然ダメ!」
「はあ~、全然足に力ないですネエ。こりゃ、バランス崩れてるわ。」
「そうですねえ。これほど足に力入らんとは思っても見ませんでした~。」
「骨盤の歪みはっと・・・・・ありゃりゃ。結構捻じれてますね。骨盤ズレてまっせ。」
「やっぱ、そうですか。ひどいですか?」
「いや、全然。それほどでも。私にとってはひどいうちには入りませんがな。こんなズレは速攻で直ります。」
「あ、そうなんですか。」
「ズレはズレが問題じゃないですよ。なぜズレたか?が問題です。」
「あ、そうですね。」
よく骨盤がズレてると言って、それのみクローズアップしてるセンセイ様がいるが、ズレなんか簡単にチョイチョイで直るのだ。それが一般の人は分からないから、さも
ものすごく悪いことのように話されちゃうと信じ込んで、ズレがいけないと思い込む。
それにひっかかると金の亡者のセンセイ様にたくさんの献金することになる。
ズレと言うのは、実はチョイチョイで治るんだから、チョイチョイでまたズレるのだ。
ズレないようにする方法となぜズレたかを知る必要があるんだな。
「はいチョイチョイ。ほら戻った。骨盤ズレは修正完了~。」
「は?もうですか?」
「はい。OKです。」
ピキュイィィィィ~~~ン。整体神降臨!神の手に光が宿る。
「来た来た来た~ひらめいた!!!おそらく歩行筋肉バランスも悪くなってますよ。
じゃ、左腕と右脚に同時に力入れてください。ほいっ!」
くにゃん・・・・。
「あら、全然だめぇ~。」
「じゃ、腕だけでは?ほいっ!」
グッ。「あ、入る。」
「じゃ、脚だけでは?ほいさっ!」
グッ。「あ、入る。」
「じゃあ、両方同時には?はいよっ!」
くにゃん・・・。くにゃん・・・。「両方同時には全然だめです。どうして????」
「ほらね。これは、大変だ。ズレなんかよりもこういうのが大変ですよ。気付かないうちに自分をコントロールできなくなってんですよ。人の体が動く時は、ひとつの筋肉だけで動くわけではないのは分かりますね?歩く時、右手が前に行けば右足は後ろに行きます。緊張してる時は右手右足が同時に前に出ます。コントロールできなくなってるからです。緊張状態というのは正常ではないわけです。」
「僕は今、緊張してるんですかね?」
「んにゃ。体が正常状態を忘れちゃってる状態です。きちんとコントロールできていないんですね。それを今から思い出させましょうね。右足に力入らないから、右足親指が悪いんですね。」
「え?親指?なんともないですが・・・・?」
「ま、感覚的には痛みとかは感じないでしょうね。まあまあ。見てて御覧なさいな。
「では、はい、ここに親指のツボがあります~。」
グリグリグリ・・・。
「つっつっつっつ~。効くでっす。」
「はい、おしまい。じゃ、もう一回、力入れて~。ほいっと!」
グッ。「あ、入った。なんで?なんで?魔法みたい。」
「今のツボは歩行筋肉バランスを取るツボです。今は、力をコントロールできるから、両方同時に力入るでしょう?これで歩行違和感は消えていくはずですよ。今のツボを毎日グリグリしてくださいね。」
「はあ、簡単ですね~。これだけでいいんですか?」
「はい。でも発見した人は偉いでしょ?陸上選手にこの障害があると記録は出ません。」
「そうでしょうねえ~。いや、すごい!」
「さ、歩いてみてください。」
「なんとなく歩きやすくなったような・・・」
「それでよござんしょう。ツボもみ続けといてくださいね。」
「ありがとうございました。」