妊娠初期の腰痛ですが、右側が痛いのか左側が痛いのかで状況が違います。右側が痛い場合、後々胎児の位置が異常になる可能性があります。つまり、逆子になったり、胎動が激しくなったりする場合があります。また、左側が痛む場合ですが、安産に影響する場合があり、右側が痛い場合よりも深刻に捉えた方が良いと思います。右側/左側のどちらが痛い場合でも、妊娠初期にきちんと対応しておけば、のちのち安心です。お勧めは「合気ウォーキング」とリンパマッサージです。さらに、骨盤を開くための体操として両膝を両手ではさんで、膝を開こうと力を適当に入れてください。(8秒程度を休みながら5回、それを一日4セット程度行って下さい。)また、逆子の直し方は下記を試して下さい。


◎逆子・・・赤ちゃんは当然ながら生きています。神経も完成していますから居心地のいいところを探して寝返りして逆子になります。頭が下が心地よいと感じれば逆子は治ります。
治療

 入念に指先で優しくお腹を押さえて、どこに頭があるか探します。想像力が大事です。どこを蹴られるか思い出し、反対側に頭があります。頭はソフトボールくらいだから、指先の神経を尖らせると分かります。頭が分かればもう大丈夫です。時計で言えば何時の位置にあるのかを確認します。1~5時の位置にあれば時計回りに、7~11時の位置なら反時計回りに、軽く頭を押さえていくと赤ちゃんは嫌がって頭を下に向けようとします。生きてるんだから、頭押されるのは本能的に嫌がり、逃げます。たとえば11時の位置ならクイクイッと軽く押さえれば、9時の位置くらいまで動きます。そしてまた押すと6時の位置の真下まで頭を動かすはずです。


注意

 強く押さえないこと。赤ちゃんが急に動いて胎盤がはがれたりしたら大変です。赤ちゃんが自分で動くようにごく軽い力で押して下さい。直らない場合は首にへその緒が巻き付いていることも考えられますのでそのまま産んで下さい。今どき逆子では死にません。


維持

 頭が下に来たら、お母さんは時々両手で子宮をキュッキュッと挟んで下さい。赤ちゃんの胴体を左右から挟む感じです。子宮を常に縦長に維持することです。母親の姿勢を常に頭を上げておけば、肋骨の位置が上がり、内蔵の入る場所が上下に広がり、子宮が縦長を維持しやすいので、逆子になりません。

また、経産婦さんへは、背骨の下の方、尾てい骨に仙骨と呼ばれる部分があります。この仙骨は、大人の人間では一つの骨の固まりですが、動物や赤ちゃんはバラバラの骨で構成されていて仙椎と呼ばれる骨の集団になります。出産時、この仙骨はバラバラになって仙椎化し、出産を助けるという説があります。産後には、仙椎化した骨が少しづつ何カ月もかけて元の仙骨に戻って行きます。この仙椎が仙骨に戻って行く段階で、尾てい骨に無理な力を加えたり圧迫してしまうと歪みを持って仙骨が戻って行く事になってしまいます。例えば、あぐらをかいてお尻を圧迫すると尾てい骨に力が加わってしまいます。そうるとどうなるか・・・・。産後何カ月もかけて仙骨になっていく段階で、徐々に体調に変化が現れる事になります。産後すぐはなんとも無かったのに、産後半年経ってから何かがおかしくなったというケースが発生します。例えば、仙骨の4番には、肛門の筋肉に関する神経が通っています。歪みが仙骨4番に出てしまうと、肛門の筋肉に関する神経が悲鳴を上げて、例えば肛門がうまく締められず便漏れを起こすということが考えられます。こういう症状が産後何ヶ月も経ってから現れるわけです。仙骨の他の部分に歪みが出た場合は、また違った症状が現れる事になるので産後の姿勢は、尾てい骨を圧迫しない様にするのが重要です。さらに、「合気ウォーキング」とリンパマッサージも行ってください。なお、骨盤を閉めるための体操として両膝の間に両こぶしをはさんで、膝を閉めようと力を適当に入れてください。(8秒程度を休みながら5回、それを一日4セット程度行って下さい。)そうすれば骨盤が閉まって便秘等の後遺症が収まります。

尚、授乳中はバストアップの必要性はありませんが、産後にバストが垂れ下がるのが気になる人には下記をお勧めします。

胸のツボ的には足の臨泣(足の甲の小指と薬指の根元)を操作すると乳房が大きくなり、鎖骨を息を吐きながら押し上げてフッと離すとバストアップしますので試して下さい。