日本最北の空港! 稚内空港の運用状況

日本最北の街・稚内には空港があります。当然ながら日本最北の空港となります。筆者は毎回、稚内空港を利用しています。より正確には、稚内空港に到着するANA便を利用しているということになります。
稚内に空港があるおかげで、筆者の本州の都市から乗り継ぎを含めてもほぼ半日で稚内に到着することができます。JRの特急で札幌から稚内まで約5時間掛かるところ、飛行機による時間の節約効果は非常に大きいといえます。
さて、この記事では最北の稚内空港の運用状況について紹介したいと思います。
定期便としてはANAの羽田便1便、新千歳便2便があります。機材としては羽田便は737-800で座席数は約160、新千歳便はボンバルディアQ400(プロペラ)で74席となります。
ただし、夏季の観光客が増加する時期である6月から9月においては、羽田便がもう1便追加となります。
さらに機材の大型化も図られ、輸送力が増強されます。2019年については、1便目について、4月27日から6月30日までは194席の機材を用いるとのこと。続いて7月1日から10月26日までは、さらに増強され270席の機材が用いられるとのことです。
6月から9月まで運行される2便目についても、8月1日から31日までは、194席に増強されるとのことで、夏期はもちろん、春や秋にも輸送力が増強される予定です。
まぁおそらくは、「日本で最も涼しい夏」が売り物の稚内ですから、その時期に多数の観光客にお越しいただなければ、稚内空港の存続自体、危うくなるのかもしれません。
ということで、筆者としても毎回、ANA便を利用しており、その思い入れも深いところ、以下の「ANA×稚内」という動画を作成しております。
そして! 稚内空港のさらなる特色なのが、FDA(富士ドリームエアラインズ)による、チャーター便の運航なのです! FDAは夏季の期間、主に日本の地方都市から稚内に直行便を飛ばしているのです!

日本の国内航空網は、基本的には都市⇔地方(例として羽田・稚内)、または都市⇔都市(例として羽田・伊丹)なのですが、このFDAのチャーター便は、地方⇔地方(例として稚内・富山)という便を運航しているのです!
基本的に地方から地方に飛行機で行く場合には、どうしても羽田などの中核空港を経由せざるを得ないのですが、FDAはある意味それをバイパスし、地方と地方を結ぶという、ニッチでありながらも、それなりに需要のある部分に切り込んでいます。
このFDAのチャーター便のおかげで、かなりの観光客が稚内(及びその周辺)を訪問しておりますところ、三分の一稚内市民の筆者としても、大変ありがたく思っているところです。実際に2018年においては、339便が運航され、約2万人の利用者があったとのこと(日刊宗谷2018年10月14日付)
さて、道内の空港が一括して民営化されるようです。実際のところ、黒字なのは新千歳ぐらいで、稚内やその他の道内の地方の小規模空港は赤字、とのことです。それはそれで、ある意味致し方ない点もありますが、民営化に伴って、官営ではなかったような、新しい発想に基づいた取り組みに期待したいところです。
ちなみに、稚内空港は小さい規模で空港内の移動距離も短く、筆者としてはこれが「空港の適正規模」だと思っています。よって、羽田等の大空港に行くと、移動距離が無用に長いこと、人口密度が異様に高いことから、本当にうんざりします。