今回は「ゲーマーズ!」を見ました。全12話で、だいたいの内容はライトゲーマーの主人公(男)がヒロインからゲームの部活に誘われて体験入部してみるが、思ってたのと違ったから結局入部せずなんやかんやでヒロインと付き合ってラブラブする(?)という感じです。

 

※この作品は僕的には評価が良くなかったのでファンは読まない方がいいかもしれません。

 

「ゲーマーズ!」というタイトルからなんとなくゲームを扱った作品で、ポスターイラスト(?)から主人公たちをメインにゲームを極めて大会などに出るか、色々なゲームを紹介兼遊ぶ作品と予想を立ててから見ました。実際にはどちらにも当てはまらずラブコメメインの作品でした。そのためこの作品は日常系ラブコメ(少しゲーム)作品です。

 

導入はわりとよくある定番の展開で才色兼備で実はゲーム好きヒロインがコアゲーマーに見える主人公をゲーム部に誘うところから始まります。ここまでは普通でゲーム部に入るかと思ってたけどゲームは楽しくやりたいから入らないと。じゃあ、同好会的な感じでたくさんのゲームを遊ぶような、ゆるい感じで話が進んでいくかと思いきや、ほぼゲームをやらずにラブコメ要素9割で終了。原作のラノベでは違うらしいが、「ゲーマーズ!」というタイトルの意味がわけわからないことになっている。

個人的には6話ぐらいまでが山場で少しゲーム要素が少ないが、ラブコメの山場のヒロインへの告白があり、それまでストーリーも勘違いによるすれ違いの様子がラブコメを邪魔しない程度のギャグで楽しめる。しかし、そこからの6話が他登場人物たちのキャラが薄いせいもあって非常に蛇足感があった。

ここから批判が多くなるが、まず主人公が好きなのがゲームはゲームだけどソシャゲというのが非常に扱いにくいと思いました。盛り上がるような大会があるわけではなく、かといって色々なソシャゲをプレイしていくのもおかしい。コアなゲームも好きといいつつ、ゲーセンでは遊んだことがなく強いて言えばギャルゲーぽいストーリー重視なものしかやってない。多分。また、主人公が乙女ゲーの男的な雰囲気なせいで言葉の端々が妙に軽く感じる。面白く感じてない後半からは特に作者の声をそのまま登場人物に喋らせていると思ってしまいました。

作画は低予算アニメだけど動きが少ないからあまり気にする必要はないと感じました。低予算っていうのはあくまでイメージの話ですが。

 

10点満点中

5.5点!

途中までは面白く見れた分すごくもったいなく感じました。ただ、登場人物の設定が活きていないばかりか、そもそも活かすことすら出来るのかよく分からないので続けるほどぼろが出るような気もしますが。また、一番この作品でよくなかったのは勘違い系のギャグの天丼をしたことだと思いました。天丼は1話完結かまとまって数話なら面白くなるかもしれませんが、体感6話分ぐらい使って延々と見せられるのは視聴者のことを一切考えてないように感じた。しかも物語上必要な演出というわけではなさそうなのが救いようがない。6話までなら7、8点の評価だったので見る際はそこまで見たら切ってもいいかもしれない。

 

アニメ制作における改悪によるつまらなさだったと感じたので、ゲーム要素とラブコメ要素がせめて半々ぐらいあるなら原作を買って読んでみるのもありだと思いました。