たとえそれが嘘で塗り固められたものだとしても僕はそっと嘘をついた。「好き」という嘘をついた。あなたの笑顔が見たかったわけじゃない。悲しむ顔が疎ましかっただけ。僕はさり気なく嘘をついた。「ずっと一緒だよ」と嘘をついた。お金が欲しかったわけじゃない。友達が欲しかっただけ。あなたのことは好き(like)だけど、あなたのことは好き(love)じゃない。あなたと友達でいるために、あなたの恋人のフリをした。この嘘が嘘だとバレるのは、僕が嘘だと告白したときだけ。だから、この嘘は終わらない。永遠に続く嘘をついた。