パンパンパンダのブログ -33ページ目

パンパンパンダのブログ

ブログの説明を入力します。

全て自業自得だけれど、きっと今孤独を抱えているのだろうと思うと、放っておけない気持ちになった。
私は娘のことが心配なのか、それとも、もし娘が自ら命を絶つようなことが起きたとき、悔いることになるのが怖いのか。
いや、単純に家族が死ぬのが嫌なのだ。
あの他の何ものでも埋まりはしない隙間が、また増えてしまうと思うととてもではない。
私のわがままではあるが、私が死ぬまで誰にも死んで欲しくはない。それが寿命ならまだしも自死だなんて耐えられないと思った。

私は娘に連絡を取ることにした。
きっと電話に出てはくれないだろう。
今までも何度か連絡したが折り返しすらなかった。
半ば諦めていたがあっさりと呼び出し音が途切れる。
娘が出たのは分かったが一言も発さない。
こちらから声を掛けて初めて消え入るような声で反応した。

声を聞く限りではとても弱っているように思う。
心身ともに限界なのだろう。それが自業自得であろうが母親としてはどうしても心配になってしまう。

結局、中身のある会話は出来なかった。
頑張れなんて言えなかった。
思い詰めないでなんて言えなかった。

私は何も気の利いたことは言えなかった。

電話を切った後もそれが気掛かりで、ついに私は娘の家に行くことを決めた。
もう遅い時間で、しかも雨の中、それでも行かないと後悔する気がしたのだ。



弟から連絡が来たのは深夜0時を過ぎた頃だった。
誰もいない家にひとり、眠ることも出来ずにいた私のスマホが鳴ったとき、表示された名前に驚いた。
弟とは疎遠なわけではないが、連絡を取ることはほとんどない。それなのに何故、しかもこんな時間に。
嫌な予感がした。

交通事故に遭った。

誰が。聞こえてたはずなのに聞き取れなかった。いや、理解することを拒んだのだろう。それは単に事故に遭ったことが信じられなかったわけではなく、それが私のせいだと気付いたからだった。

私の家に来る途中だった。
私の電話での態度を聞いて心配になったのだろう。
ただ、面倒で適当に流していただけなのに。
純粋に心配してくれていたのだろう。

もっと真剣に取り合うべきだった。
そうすればきっと。



すぐに病院へ運ばれたが間に合わなかった。
俺のせいだ。俺が母を脅さなければ。
姉が自殺するかもなんて話をしなければ。

そうすればきっと母が死ぬことになんてならなかったのに。